2012年11月23日

近藤史恵 はぶらし (11/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】はぶらし [ 近藤史恵 ]

【送料無料】はぶらし [ 近藤史恵 ]
価格:1,575円(税込、送料別)

はぶらし
はぶらし近藤 史恵

幻冬舎 2012-09-27
売り上げランキング : 49695


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


いろいろな作品を生み出す近藤史恵の、今回は「なれなれしい友人ホラー的」な話といえばいいだろうか。
某掲示板でいえば、メンヘラ、キチママ系とも言えるだろう。

36歳独身の鈴音はシナリオライター。一度大きな賞を取り、それからは仕事が継続的に来ている。
そんな鈴音に電話があった。高校時代の同級生、水絵からだった。
ファミレスに呼び出された鈴音が見たのは、子連れの水絵。

懇願された鈴音は、水絵母子を一週間だけの約束で家に置くことにする。

独身で気楽で成功しているように見える鈴音にしても、生活はきつい。とくに納期のある仕事なので、なかなか家事にしてもできるわけではないし、人の世話もできるわけではない。

そんなところに水絵がやってきた。そう簡単におさまるはずもない。

続きを読む


ラベル:近藤史恵
posted by 濫読ひで at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沼礼一 吉祥寺の探偵たち (11/2012)☆☆☆1/2

【送料無料】吉祥寺の探偵たち [ 沼礼一 ]

【送料無料】吉祥寺の探偵たち [ 沼礼一 ]
価格:1,050円(税込、送料別)



吉祥寺探偵事務所は所員4人の小さな事務所だ。
仕事がきてもこなくても、4人は吉祥寺のどこかでランチを食べる。

事件のときにランチを食べると、アイディアがひらめいて事件解決!

というのが基本路線だ。
吉祥寺に実在するレストランなどがいろいろ掲載されているが、レストラン名がないため、知らないとわからないことも多いだろう。
まあそれはご愛嬌だ。

ただ実際のプロットについてはどこかで見たもの、あるいは意外性のないものが多く、本格ミステリとは程遠い。
むしろ多湖輝の「頭の体操」の第一集あたりを読んでいればそのまま答えが出そうなものが並んでいる。

レストランガイドとしては店がわからないので中途半端。ミステリとしてはトリック(といえないくらいのものも含め)は陳腐。

「コピス」が「ピコス」になっているところが多かったり、初版は誤植も多い。
続きを読む
ラベル:沼礼一
posted by 濫読ひで at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月17日

原宏一 ファイヤーボール (11/2012) ☆☆☆☆☆

【送料無料】ファイヤーボール [ 原宏一 ]

【送料無料】ファイヤーボール [ 原宏一 ]
価格:1,680円(税込、送料別)

ファイヤーボール
ファイヤーボール原 宏一

PHP研究所 2012-02-08
売り上げランキング : 362083


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


☆五つとは珍しい!
だがそれに値すると思う。

咲本は商社のビジネスマン。出世街道に乗っていたが、目をかけてくれていた役員が子会社に移り、いきなり自分も閑職においやられてしまった。

そんなときに出席した町内会。だらけてやる気のない会議に彼は驚く。そして祭りについて、つまらないものを批判する。
そして咲本が代案を出すことになる。

プランを二つつくり、ひとつはダミーでもう一つで進めるはずだったが、陰謀でダミーが通ってしまったのだ! 果たして祭りはどうなるのか?
続きを読む
ラベル:原宏一
posted by 濫読ひで at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

森絵都 この女 (11/2012) ☆☆☆1/2

この女
この女森 絵都

筑摩書房 2011-05-11
売り上げランキング : 337503


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【送料無料】この女 [ 森絵都 ]

【送料無料】この女 [ 森絵都 ]
価格:1,575円(税込、送料別)



森絵都の作品。

釜ヶ崎で働く僕に不思議な依頼が来た。自分の妻の伝記を書いて欲しい、というのだ。
金は十分にもらえる。
僕は友人の家に寝泊まりし、彼女のインタビューをしていくことにした。

実は彼は三人目の作家だったという。
過去の二人は書けなかったのか?不思議に思える。
だがだんだん事情が判明していく。

この女は、嘘つきなのだ。

続きを読む
ラベル:森絵都
posted by 濫読ひで at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月16日

万城目学 プリンセス・トヨトミ (11/2012) ☆☆☆☆

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)万城目 学

文藝春秋 2011-04-08
売り上げランキング : 17627


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

今更ではあるが、読んだ。
やはりマキメは面白い。

映画化までされたこの作品。紹介するまでもないかも、とは思いつつ私のように読んでない人間もいるわけだから書いておく。

松平は、会計検査院のベテラン検査官だ。鬼と言われている。
今回は大阪地域の検査に赴いた。助手は「ミラクル」鳥居と、ハーフの旭ゲインズプールの二人。

検査対象になっている機関として、OJOというところがあった。
これがなんの略なのか、またなにをしているところなのか、よくわからない。しかも長い間会計検査も受けていないという。
松平は調査を始めた。
続きを読む
ラベル:万城目学
posted by 濫読ひで at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

森博嗣 ブラッド・スクーパ (11/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】ブラッド・スクーパ [ 森博嗣 ]

【送料無料】ブラッド・スクーパ [ 森博嗣 ]
価格:1,890円(税込、送料別)

ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper
ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper森 博嗣

中央公論新社 2012-04-24
売り上げランキング : 100114


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「ヴォイド・シェイパ」シリーズ。
ゼンは山を降り、ある村についた。 
そこで、不思議な会話を耳にする。用心棒の侍が、金を渡すから帰ってくれ、とやってきた相手に言っているのだ。 その男、クズハラは庄屋に雇われているという。

実際クズハラは腕が立ちそうな男だった。ゼンの気配もしっかり感じるほどの腕前になっている。
そんなクズハラはゼンに対し、仕事をしないか、すなわちカレの仲間にならないかと誘ってきた。
続きを読む
ラベル:森博嗣
posted by 濫読ひで at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月10日

新野剛志 パブリック・ブラザース (11/2012) ☆☆☆☆ #hon #shohyo

パブリック・ブラザース
パブリック・ブラザース新野 剛志

双葉社 2012-10-17
売り上げランキング : 337629


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


20歳の夏休み。なんとなくだが、新しい自分になれるかもしれないと海外ひとり旅を計画した僕。だが、ひょんなことから地元で中学時代のともだちと過ごす羽目になる。僕をいじめたから赦してほしいと僕の記憶にないことを言い出したかと思えば、訳ありだった女の子と再会する。酔っ払いを家まで送っていけば男に殴られ、突然「ひとを殺しちゃったみたいだ」と電話が鳴る。次々と起きる事件に、一体僕はどうすればいいんだ…。人生に一度しかない夏を描いた恋と友情の青春小説頂点到達作。

というのがデータベースの解説。

この作者は「にいの」ではなくて「しんの」だったのか。あぽやん、とかでも間違えて覚えていた。

青春小説。たしかにそうだ。
だが成長物語ではない。あくまで、ほんの1ヶ月の話が中心だからだ。

大学の夏休みにアジアに一人旅に行くはずだった僕は、旅行会社の男に騙されて金だけ失い飛べなくなった。
それで、なんとかバイト代を稼いで出発したいと思う。

そのプロセスでいろいろな経験をしていくというのがメーンストーリーだ。

続きを読む
ラベル:新野剛志
posted by 濫読ひで at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三日月拓 きのうの家族(10/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】きのうの家族 [ 三日月拓 ]

【送料無料】きのうの家族 [ 三日月拓 ]
価格:1,470円(税込、送料別)

きのうの家族
きのうの家族三日月 拓

新潮社 2011-10
売り上げランキング : 564495


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


平凡な家族。サラリーマンの父がいて専業主婦の母がいて、高校受験に失敗した兄がいて、妹がいる。そして同居する両親もいる。

話は兄の高校受験失敗から始まる。志望する公立高校受験に失敗した結果、彼は私立の高校に行くことになる。
失望で始まる高校生活。それは家族にとっても大きな失望だった。
だが実はその失敗にはワケがあることが、あとで明らかにされる。

ストーリーはそれぞれの家族の視点から描かれる。
それぞれのいい分が記されていく。


続きを読む
ラベル:三日月拓
posted by 濫読ひで at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桂望実 頼むから、ほっといてくれ


頼むから、ほっといてくれ
頼むから、ほっといてくれ桂 望実

幻冬舎 2012-08-03
売り上げランキング : 130469


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ちょっと変わったオムニバスのように見えつつ、最後は一つのストーリーに落ち着く話だ。

主人公は、しいていえば「トランポリン」となるのだろうか。
トランポリンという競技に参加している人々の人間模様を描いている。

最初に出てくるのは、才能のある少年と努力する少年の比較。ストーリーはシングルマザーの視点で描かれる。
するといきなり数年後に話が飛ぶ。努力する大器晩成型の少年は、才能を発揮し、優勝まで手が届いてしまう。 そこにもう一人、そそっかしい青年が加わり、三人での話になる。
…と思うとひとりはいきなり女の子に惹かれていく。 それを危ぶむコーチ。そしてコーチは、近くで練習をしている新体操のコーチにあることを聞く。







続きを読む
ラベル:桂望実 
posted by 濫読ひで at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

堂場瞬一 解 (10/2012)☆☆☆1/2

解


著者:堂場瞬一
価格:1,785円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


解堂場 瞬一

集英社 2012-08-24
売り上げランキング : 38106


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


鷹西仁と大江波流。二人は学生時代の友人だった。ひとりは新聞記者に。そしてもうひとりは官僚に。だがどちらもそれでは終わらない。
鷹西は新聞記者から作家になる。そして大江は政治家になる。二人はそれを目標にしていた。

二人の人生が、並行して語られていく。
そして大江は、父の逝去にともなう出馬要請を断った。それには理由があったから。
そして、その原因を取り除くため、彼はある行動に出る。

一方、鷹西は新聞記者時代、ある事件に出くわしたが、未解決のままで彼は転属になった。
そしていつか夢をかなえ、作家になってから、彼はその事件を思い出した。

続きを読む
ラベル:堂場瞬一
posted by 濫読ひで at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月27日

三浦しをん お友だちからお願いします (10/2012) ☆☆☆☆

お友だちからお願いします

お友だちからお願いします
著者:三浦しをん
価格:1,470円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

お友だちからお願いします
お友だちからお願いします三浦 しをん

大和書房 2012-08-11
売り上げランキング : 14563


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


三浦しをんのエッセイ。
今回は上品に(当社比)ということだが。

たしかに、「やおい」関係の話は全く出てこない。
その意味では上品だ(笑)。
ついでに言えば小説執筆の裏側を、タイトルを書かずに描いているのも奥ゆかしいかもしれない。
たとえば「風が強く吹いている」とか「神去りなあなあ日常」などの取材であったことが明らかでもタイトルを書いていない。


続きを読む
ラベル:三浦しをん
posted by 濫読ひで at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月20日

池上永一 唄う都は雨のち晴れ (10/2012) ☆☆☆☆

トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ
トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ池上 永一

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-05-31
売り上げランキング : 287725


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「トロイメライ」の続編であり、また名作「テンペスト」の外伝でもある。

筑佐事の武太は、今日も街をめぐる。
そして事件に出くわす。
下っ端役人なのに情に厚い武太は、すぐに命令よりも現実を重んじてしまう。


続きを読む
ラベル:池上永一
posted by 濫読ひで at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誉田哲也 あなたが愛した記憶 (10/2012) ☆☆☆☆

あなたが愛した記憶

あなたが愛した記憶
著者:誉田哲也
価格:1,575円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

あなたが愛した記憶
あなたが愛した記憶誉田 哲也

集英社 2012-06-05
売り上げランキング : 19290


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


冒頭、殺人犯に対する弁護士の面会のシーンが出てくる。
そこから話は飛び、メインストーリーになる。そして冒頭のシーンのことは多くの読者は忘れるだろう。

女子高生の民代が探偵、英治のところにやってきた。自分は英治の娘だといい、死んだ母親の日記を見たければ2人の男を探して欲しい、という。

女性を監禁暴行して殺害する連続殺人事件が起きた。
警察は必死に犯人を追う。
事件には共通の関連性があった。

続きを読む
ラベル:誉田哲也
posted by 濫読ひで at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月14日

深水黎一郎 人間の尊厳と八〇〇メートル (9/2012) ☆☆☆☆

人間の尊厳と八〇〇メートル
人間の尊厳と八〇〇メートル深水 黎一郎

東京創元社 2011-09-29
売り上げランキング : 456090


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


小さなバーでオン・ザ・ロックを一口飲んだ私に、一人で呑んでいた男が声をかけてきた。「俺と八〇〇メートルの競走をしないか」と。
なぜ800mなのか。
男は雄弁に語る。
800mは人間が無酸素運動で走れろ限界ぎりぎりの距離だということ。そしてはじめから最後までほぼ常に全力で走らなければならないということ。それが人間の尊厳のためであり、ハイゼンベルクの不確定性原理ともつながっていくこと。
そして話はマックスウェルの悪魔までと到達する。
潜在性を顕在性に変えることの証明だということになる。
また自分のできる範囲のことをやって、なおかつそれが人間の尊厳の証明になる、というのがミソだと。
そして話は意外な方向へ…


続きを読む
ラベル:深水黎一郎
posted by 濫読ひで at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石持浅海 ブック・ジャングル (9/2012) ☆☆☆1/2

ブック・ジャングル
ブック・ジャングル石持 浅海

文藝春秋 2011-05
売り上げランキング : 467895


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


石持浅海だ。
毎回石持浅海についでどう思うか、ということを書いているがとりあえず内容の紹介から。

沖野と秋元は大学の友人だが、今回地元の図書館が閉館することになったと聞いて、本を搬出する前に中を見よう、と忍び込むことにした。

一方、三人の女の子達も侵入していた。
一人が、廃棄されるはずの本を取りに来ていたのだ。

二つのグループが、深夜の図書館の中で出くわした。
これだけならただの笑い話ですむのだが、

突然、そこにラジコンヘリが飛んできた。
このへりは悪意を持っていた。
続きを読む
ラベル:石持浅海
posted by 濫読ひで at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五十嵐貴久 ぼくたちのアリウープ (9/2012) ☆☆☆☆

ぼくたちのアリウープ
ぼくたちのアリウープ五十嵐 貴久

PHP研究所 2012-04-10
売り上げランキング : 305480


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ご存知、五十嵐貴久先生の作品。
今回の舞台は高校だ。

ぼく、ジュンペーは名門高校に奇跡的に入学した。高校でやりたいことはバスケット。
バスケ部に入りたいからこの高校に来た。ところが、高校バスケ部はなんと不祥事で対外試合停止だという。

バスケができない…でも自分たちだけでもバスケがしたい!
そう思い、入部希望の一年生たちと集まって二年のところへ行くと、なんと彼らは「一年生は要らない」という。信頼していた上の学年の不祥事で自分たちは対外試合ができなくなった。
だからもう誰も信頼しない、というのだ。

ぼくたちはバスケがしたい。でも二年生が入部を認めてくれない。
そこでぼくたちは二年生に申し入れをした。 一年対二年で試合をやり、一年生が勝ったら認めて欲しいと。

そこから、ぼくたちの苦悩と楽しみが始まった。
実は、バスケ部志望者のうち、何人かはすでにほかの部活に入ってしまったのだ!
メンバー集めからやらなければならない。続きを読む
posted by 濫読ひで at 14:08| Comment(1) | TrackBack(1) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月07日

阿川 大樹 インバウンド (9/2012) ☆☆☆☆1/2

インバウンド

インバウンド
著者:阿川大樹
価格:1,365円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

インバウンド
インバウンド阿川 大樹

小学館 2012-07-10
売り上げランキング : 37324


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


この作者のものならば面白いこと間違いない!と思って読み始めた。
当然、予想を違えることはない。

場所は沖縄。コザ。
私、リーミー(理美、さとみ)は東京でのOL生活に疲れ、沖縄に帰ってきた。
自宅には戻ったことを告げず、ゲストハウスに滞在しながら就職先を探す。

そして食堂のおばちゃんに「コールセンターだけはやめたほうがいいよ」と言われながらも、結局コールセンターに就職する。

実は沖縄にはコールセンターが多い。各種の補助金があったり、若い労働力がそろっていたりするためだ。
リーミーの就職先は、どこかの会社のコールセンターではなく、外部の会社のコールセンター部門を請け負う会社だった。

そこでリーミーはコールセンターの基礎を学ぶ。仕事の話、セキュリティの話とか、知らない人にはとても新鮮な話だ。 「毎日毎日、みなさんがお仕事で接していく何百人もの相手に真心を持つことはそもそもできません。いいですか、不可能なんです。だからといって、いい加減な態度でいい、ということではありません。全然違います。逆です。真心の代わりに完璧な技術で、お客様に対応してください。」




続きを読む
ラベル:阿川 大樹
posted by 濫読ひで at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月29日

堀川アサコ 幻想電氣館 (9/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】幻想電氣館 [ 堀川アサコ ]

【送料無料】幻想電氣館 [ 堀川アサコ ]
価格:1,575円(税込、送料別)



郵便局につづいて今度は映画館の話だ。

わたし、楠本スミレは高校生だが、父親の動きを追ううちに、不思議な映画館でアルバイトすることになった。
そこはゲルマ電氣館という。
どうみても流行っていないのに、つぶれない。
そして時々、変な映画を上映しているらしいが、それを自分が見ることは許されない。

実はスミレには変わった特技がある。それは、幽霊が見えるということだ。
見えるといっても除霊とかできるわけではない。単に見えるだけだ。
しかもはっきり見えるので、普通の人と見分けることができないくらいになる。


続きを読む
ラベル:堀川アサコ
posted by 濫読ひで at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誉田哲也 レイジ (9/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】レイジ [ 誉田哲也 ]

【送料無料】レイジ [ 誉田哲也 ]
価格:1,550円(税込、送料別)

レイジ
レイジ誉田 哲也

文藝春秋 2011-07-13
売り上げランキング : 306862


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


誉田哲也の作品。
音楽というかバンドの話だった。

二人の主人公が登場する。ひとりはワタル、そしてもう一人はレイジ。毎回それぞれの視点で交互に語られる。

ワタルは中学でバンドを作った。そのメンバーにいたのが三田村礼二だった。 だが礼二はバンドを抜ける。それから高校を出るまでワタルとレイジがバンドを組むことはずっとなかった。お互いに意識はしていたが。

レイジは自分で歌を作っていた。だが納得できるパートナーはなかなか見つからない。
一方ワタルは大学に入ってからはアマチュアでそれなりに有名なバンドに参加する。

ある程度人気が出てくるワタル。
一方、音楽的には自分が上と思っているレイジは自分の歌を追求し、3人でバンドを組む。
だが人は集まらない。

レイジとワタル。二人の人生が並行して動くが、交わらない。続きを読む
ラベル:誉田哲也
posted by 濫読ひで at 19:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

成田良悟 デュラララ!! 6 (9/2012)



平和島静雄がハメられたのことや、誘拐された茜、ロシアンマフィアなどの問題が解決する。
一方でダラーズと埼玉のTo羅丸との問題も解決するとともに、帝人がブルースクウェアのリーダーとなる。
そして臨也が刺される。刺したのは澱切陣内というプロダクションの社長。

こんな感じの第6巻。5巻と上下巻ということになる。
ラベル:成田良悟
posted by 濫読ひで at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月23日

中村航 トリガール! (9.2012) ☆☆☆☆1/2

【送料無料】トリガール! [ 中村航 ]

【送料無料】トリガール! [ 中村航 ]
価格:1,470円(税込、送料別)

トリガール!
トリガール!中村 航

角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) 2012-08-10
売り上げランキング : 6321


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


これは、鳥になった女の子の話だ。
といっても童話ではない。

工業大学に入り、人力飛行機を飛ばす大学生の話だ。

わたし、鳥山ゆきなは受験生のときテレビで「鳥人間コンテスト」を見た。そのときに解けた問題と同じ問題が入試に出て、わたしは一浪の末に大学生になった。
わたしは大学のサークルの勧誘にあい、そして人力飛行機を飛ばすT.S.L.というサークルに参加することになった。

なかにはプロペラ、翼、フェンネル、電装などいろいろな班がある。わたしはなぜかパイロット班となる。
続きを読む
ラベル:中村航
posted by 濫読ひで at 23:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伊坂幸太郎 夜の国のクーパー (9/2012) ☆☆☆☆1/2


夜の国のクーパー
夜の国のクーパー伊坂 幸太郎

東京創元社 2012-05-30
売り上げランキング : 3577


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


伊坂幸太郎の小説はいつも凄い。
うまく伏線を貼っているし、パズルがうまくはまっていく。

この本でもそうだ。
猫が人間と話す。
その荒唐無稽かつ使い古されたストーリーを、うまく描き出している。

ぼくは現代からなぜかこの世界に飛んできて、気づいたら縛られていた。そして猫が自分に語りかけている。奇妙なことだ。
そして猫は自分の経験を語り始める…。





続きを読む
ラベル:伊坂幸太郎
posted by 濫読ひで at 23:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

井上荒野 もう二度と食べたくないあまいもの (9.2012) ☆☆☆☆


もう二度と食べたくないあまいもの
もう二度と食べたくないあまいもの井上荒野

祥伝社 2010-04-10
売り上げランキング : 151410


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


井上荒野の短篇集。
二十代、三十代くらいの女性の心の動きと行動を淡々と描き出している。
「淡々と」これがキーワードだろう。

浮気する主婦。離婚した女性。
夫が浮気していると信じている女から妙に責められる男、など。

それぞれが問題に出会うのだが、だいたいが淡々としている。
世の中のスタンダードではきっと事件であろうことがあっても、登場人物は淡々としている。
感情の起伏があまり激しくないからなのかもしれない。

続きを読む
ラベル:井上荒野
posted by 濫読ひで at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吉野万理子 想い出あずかります (9/2012) ☆☆☆☆



想い出をあずかる、というのは写真をあずかるのではない。
本当に子供の想い出をあずかる、あるいはお金で買う、というものだ。

海沿いの街の崖の下に、魔法使いが住んでいる。
そして、子供たちはそこに思い出を預けに行く、あるいは売りに行く。
想い出に対して、魔法使いの女性(魔女というべきか)はお金を払ってくれる。
将来お金を出せば、その思い出を引き出すことができる。
そして20歳になると、そのことはすべて忘れてしまう、というものだ。

最初は実話のようなストーリーかと思ったが、本当に魔法使いが出てくるファンタジーだった。

兄の大和ににつれられてやってきた小学生の遥斗。彼は最初の思い出を預けた。
中学校の新聞部の部長、里華は魔法使いにインタビューした。でもその記事は載らなかった。

続きを読む
ラベル:吉野万理子
posted by 濫読ひで at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月16日

堂場瞬一 ヒート (9/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】ヒート [ 堂場瞬一 ]

【送料無料】ヒート [ 堂場瞬一 ]
価格:1,785円(税込、送料別)



箱根駅伝を描いた「チーム」http://hidebook.seesaa.net/article/153800793.html
に続く作品。

「東海道マラソン」というマラソン大会が企画された。
その目的は一つ。
世界最速コースを作り出し、世界最速記録を打ち立てること。
そのために関係者はすべての英知を結集して大会を創り出す。

だがそのためには選手が必要だ。
世界記録をたたき出せるスターが。

そこで目をつけられたのが山城だ。かれは駅伝からマラソンに転向し、そして国内、海外試合で結果を出し続けている。
「山城に世界最速を出させる」のが大会の裏目標となった。
続きを読む
ラベル:堂場瞬一
posted by 濫読ひで at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

成田良悟 デュラララ!!5 

デュラララ!!×5 (電撃文庫)
デュラララ!!×5 (電撃文庫)成田 良悟 ヤスダ スズヒト

アスキーメディアワークス 2009-03-10
売り上げランキング : 34645


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ストーリーが新たな展開を見せる。折原臨也の企みは多くの人間を巻き込む。平和に暮らしたい田中太郎こと竜ケ峰帝人も含めて。 ロシアンマフィアもかかわり、池袋はさらにカオス。

読了。

posted by 濫読ひで at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

七尾 与史  沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち (9/2012) ☆☆☆☆

沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち
沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち七尾 与史

廣済堂出版 2012-07-21
売り上げランキング : 142514


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ここはタイのバンコク。 最底辺の街に、最底辺の日本人旅行者たちがすみついている。
最底辺の宿「ミカドホテル」に住み着く日本人バックパッカーたちは皆なにか問題をかかえて日本を出てきている。

その中の一人が、突然殺された。果たして犯人は。そしてその理由、目的はなにか?

というのが基本ストーリーになる。
バンコクのカオサンという安宿街の描写が彩りを添えている。

女性も出てくるが、その女性はさすがに沈没ホテルではなく、もう少しましなホテルに投宿している。
続きを読む
ラベル:七尾 与史
posted by 濫読ひで at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月08日

村山由佳 ダンス・ウィズ・ドラゴン (8/2012) ☆☆☆☆

ダンス・ウィズ・ドラゴン
ダンス・ウィズ・ドラゴン村山 由佳

幻冬舎 2012-05-25
売り上げランキング : 79423


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
【送料無料】ダンス・ウィズ・ドラゴン [ 村山由佳 ]

村山由佳の作品。
「白村山」か「黒村山」かと聞かれたら、どちらでもない、と答えざるを得ないような作品だ。

舞台は井の頭公園の中にある不思議は図書館だ。

オリエは、面接にその図書館に行った。すると館長は、今夜から働けるか、と彼女に問うた。
今夜? 実は開館時間は午後五時半から翌朝の午前九時までだという。

オリエはその日からその図書館で働くことになった。
続きを読む
ラベル:村山由佳
posted by 濫読ひで at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

島本理生 真綿荘の住人たち (9/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】真綿荘の住人たち [ 島本理生 ]

【送料無料】真綿荘の住人たち [ 島本理生 ]
価格:1,400円(税込、送料別)



真綿荘という下宿がある。
基本的には女性が住んでいるが、男性が1人だけいる。
そこの新たに大学生になった妙に素直な男の子、大和くんがやってきた。

大和くんは真綿荘からでてきた女子高生にいきなり「男と付き合ったことはありますか」と聞いてしまうような不思議な男の子だ。

真綿荘の面々と、彼がいろいろな事件を巻き起こす…
という小説ではない。
続きを読む
ラベル:島本理生
posted by 濫読ひで at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小手鞠るい その愛の向こう側 (9/2012)



小手鞠るいの普通の作品かと思って読み進める。
意外にもミステリーだ。

本宮修平はフリーライターだ。恋人のみどりとつきあっていたが、ある日、みどりは自殺してしまった。
いったいなぜ…

修平はみどりの死を追うことにした。ブログでいろいろ情報を求めていた。

彼女が死んでから二年たってからのことだ。ある女性が、自殺した友人のことを教えてくれた。彼はその死んだ女性について調べることにする…。

この先、ストーリーが動くが。
まだ消化できない。
これでいいのか。この物語は。
読者として納得できない。でもすべきなのか。それともそうでないのか。

消化しきれないでいる。

お勧め度:評価不能。この作品は時間がたってから読み直すべきだろう。

posted by 濫読ひで at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月02日

楡周平 羅針 (8/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】羅針 [ 楡周平 ]

【送料無料】羅針 [ 楡周平 ]
価格:1,628円(税込、送料別)


羅針
羅針楡 周平

文藝春秋 2012-01
売り上げランキング : 25412


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


【送料無料】羅針 [ 楡周平 ]

今回の楡周平の小説は、船会社を舞台にしている。
関本源蔵は、商船学校を出て船乗りになった。
年のうち長くは、妻子をおいて海に出る。
彼はエンジニアだ。機関士として船のエンジン周りを見ている。
一度海に出ると、次に会う子供は大きく成長している。

前半は、船会社で働く源蔵の日常を描いている。
そして後半になると、彼が久々に乗る、捕鯨船の話になる。
続きを読む
ラベル:楡周平
posted by 濫読ひで at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近藤史恵 シフォン・リボン・シフォン (8/2012) ☆☆☆☆

シフォン・リボン・シフォン
シフォン・リボン・シフォン近藤 史恵

朝日新聞出版 2012-06-07
売り上げランキング : 95857


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【送料無料】シフォン・リボン・シフォン [ 近藤史恵 ]

田舎町の商店街のつぶれた本屋のあとに、華やかな店ができた。それがシフォン・リボン・シフォンだ。
その店は、下着屋だった。

佐菜子は大学を出たあと、自宅に戻り、パートをして母の介護と家事手伝いをしている。
父は働いているが佐菜子の手伝いはしないし、佐菜子が自分を犠牲にしていることもすべて当然と思っている。
佐菜子がパートしかしていないので稼ぐお金がないことも、嫁にいけないことも含めて父も母も彼女を責める。
また、彼女のコンプレックスでもある体型のことも。佐菜子の胸は大きく、フィットする下着もなかなかないのだ。

そんな佐菜子が新しくできた店、シフォン・リボン・シフォンを訪れたところから、彼女の人生のみかたが少しずつ変わっていく…。続きを読む
ラベル:近藤史恵
posted by 濫読ひで at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月26日

大崎梢 クローバー・レイン (8/2012) ☆☆☆☆☆

【送料無料】クローバー・レイン [ 大崎梢 ]

【送料無料】クローバー・レイン [ 大崎梢 ]
価格:1,575円(税込、送料別)

クローバー・レイン (一般書)
クローバー・レイン (一般書)大崎梢

ポプラ社 2012-06-07
売り上げランキング : 206810


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


大崎梢はよく本屋で起きる話を描いているが、これは出版社での話だ。

大手出版社、千石社の若手編集者、工藤彰彦は新人賞のパーティーのあと、古参の作家、家永嘉人を家に送る。そこで彰彦は家永の原稿を見つける。

酔いつぶれた家永の横で、彰彦は原稿を読みふける。
そして彼は言った。「この原稿、一緒に本にしましょう。きっと素晴らしい代表作になりますよ。書いてくださってありがとうございます」

家永は彰彦に言う。「だめなときには手放すと約束してくれるなら、君にあずけるよ。」

そして、彰彦の苦悩が始まる。
文芸書というのは、そう簡単に出せるものではないのだ。とくに大手の千石社では。
会社の格が上の分、作品がいいだけではなくネームバリューも必要になる。
そうでなければどんどん先延ばしになってしまうのだ。

加えて、家永から追加の話が来た。
作品内にある詩は、家永自身の作ではない。
使用するにあたり、作者の了承をとって欲しい、と。

その作者は、断絶している家永の娘だった…。続きを読む
ラベル:大崎梢
posted by 濫読ひで at 01:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大沢在昌 語りつづけろ、届くまで (8/2012) ☆☆☆☆


語りつづけろ、届くまで
語りつづけろ、届くまで大沢 在昌

講談社 2012-04-25
売り上げランキング : 106815


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


【送料無料】語りつづけろ、届くまで [ 大沢在昌 ]

事件に巻き込まれるせんべい屋のサラリーマン、坂田の話だ。

坂田は新商品を宣伝するため、こまめに老人ホームをまわっている。
今気になっているのは、NPO法人「つるかめ会」のボランティア、小川咲子。

坂田は、つるかめ会に出入りするオカマ、玉井に声をかけられた。坂田の誠実なところを見込んで、セールスマンに対して研修をやってほしい、ということだった。坂田は了解するが、その直後、二人の男性に声をかけられた。二人は警視庁捜査二課の刑事で、玉井の詐欺を追っているというのだ。坂田はやむなく二人の刑事に協力することになる。続きを読む
ラベル:大沢在昌
posted by 濫読ひで at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月25日

近藤史恵 三つの名を持つ犬 (8.2012) ☆☆☆☆

【送料無料】三つの名を持つ犬 [ 近藤史恵 ]

【送料無料】三つの名を持つ犬 [ 近藤史恵 ]
価格:1,575円(税込、送料別)



三つの名を持つ犬
三つの名を持つ犬近藤史恵

徳間書店 2011-05-17
売り上げランキング : 422061


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
【送料無料】三つの名を持つ犬 [ 近藤史恵 ]

近藤史恵という人はとにかく沢山の引き出しを持っている。
この本は推理小説としても読めるし、一種の恋愛小説とも読める。はたまた動物小説とでも読めるのだ。
しかも描写が素晴らしい。

その日、わたしはだれにも言えない秘密を抱えこんだ。
秘密は白い犬の姿をしていた。

今でもわたしにはまだわからない。どこまでがわたしが望んでもいい幸福だったのか。そして、いつ、自分が境界を越えてしまったのか。


そして
希望は、白い犬のかたちをしていた。

文章を味わいながら読むことができる。それも素晴らしい。

「三つの名を持つ犬」エル、ササミ、そしてナナ。

売れないモデルの草間都にとって、愛犬エルはかけがえのない存在だった。そして彼女はエルとの生活をブログに書く事で、だんだん仕事を得られるようになってきた。
ところが、ある日、エルは死んでしまう。 失意の都の前に、エルにそっくりな犬が現れた。だがその犬には飼い主がいたのだ…。
続きを読む
ラベル:近藤史恵
posted by 濫読ひで at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月19日

堂場瞬一 共鳴 (8.2012) ☆☆☆☆

【送料無料】共鳴 [ 堂場瞬一 ]

【送料無料】共鳴 [ 堂場瞬一 ]
価格:1,575円(税込、送料別)

共鳴
共鳴堂場 瞬一

中央公論新社 2011-07
売り上げランキング : 302025


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【送料無料】共鳴 [ 堂場瞬一 ]

新城将は、ひきこもりだ。
毎晩コンビニへ出かけることくらいしかできない。
そんなある日、彼を無理やり連れ出したのは、祖父麻生和馬だった。和馬は元刑事で、いまは小田原で防犯の協力をしている。それだけではなく、地元の人たちにいろいろおせっかいを焼いているようだ。

将は、いやいやながらも祖父に協力をしていく。

すると事件が起きていた。なんと麻薬の取引が行われているというのだ。
中華料理店の店員やガソリンスタンドの若者が、中国人の麻薬関係者と会っていることがわかった。
和馬はいろいろ動き出す。

続きを読む
posted by 濫読ひで at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小手鞠るい 海薔薇 (8/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】海薔薇 [ 小手鞠るい ]

【送料無料】海薔薇 [ 小手鞠るい ]
価格:1,680円(税込、送料別)

海薔薇
海薔薇小手鞠 るい

講談社 2011-11-16
売り上げランキング : 131423


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【送料無料】海薔薇 [ 小手鞠るい ]

おなじみ小手鞠るいの作品。
舞台はまたもニューヨーク。そして倉敷。

わたし、柘植波奈子は岡山出身。40代の今はNYで夫と二人で暮らすキャリアウーマン。夫は投資銀行で働き、わたしは日本のデパートのNY店に勤めている。子供はいない。

ある日、出張で日本へ行ったときに、店に並べるものを探しに波奈子は倉敷へ行く。そこで彼女は、ある備前の焼き物に惹きつけられた。その作品は、地元の陶芸家、栄森徹司の作品だった。

ギャラリーを出た波奈子は、バッグを忘れたことに気づき、戻ろうとする。その彼女を追いかけてきたのが徹司だった。 なんと徹司は、高校の同学年の男性だった。波奈子はまったく覚えていなかったが。

続きを読む
ラベル:小手鞠るい
posted by 濫読ひで at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

馳星周 光あれ (8/2012) ☆☆☆1/2

【送料無料】光あれ [ 馳星周 ]

【送料無料】光あれ [ 馳星周 ]
価格:1,470円(税込、送料別)


光あれ
光あれ馳 星周

文藝春秋 2011-08
売り上げランキング : 308885


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


【送料無料】光あれ [ 馳星周 ]

馳星周の作品だが、ちょっと毛色が違う。
人が死なない、正確に言えば殺されないのだ(笑)。

ハードボイルドではない、一人の男性の物語になる。

徹は原発の町、敦賀の出身だ。
いまは原電のガードマンをやっている。

同窓会があり、徹は幼馴染の昌也に出会った。
昌也はスカイラインGTーRを買っていた。
徹は昌也の車に乗り、夜の街を走る。
そしてその後昌也は…

中学時代の徹はサッカー部だった。
そこで徹は昌也と出会う。徹のセンタリングで、昌也がゴールを決める。そんな仲間だった。
徹は半原電のデモや、失恋などいろいろ経験する。続きを読む
ラベル:馳星周
posted by 濫読ひで at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黒野伸一 長生き競争!(8/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】長生き競争! [ 黒野伸一 ]

【送料無料】長生き競争! [ 黒野伸一 ]
価格:770円(税込、送料別)

長生き競争! (小学館文庫)
長生き競争! (小学館文庫)黒野 伸一

小学館 2008-12-05
売り上げランキング : 283237


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【送料無料】長生き競争! [ 黒野伸一 ]

小学校の同級生が集まった。来年喜寿を迎える面々だ。
今回の初顔であるわたし、白石聡は、故郷に戻ってきてコンビニで小学校の同級生に会い、それで参加することになった。

メンバーの中から提案が出た。「長生き競争をしよう」と。
一口は4並べ。二口は10上がる。一口44000円。二口440000円。三口4,400,000円。
これを賭けて、メンバーの中でいちばん長生きした人間が総取りする、というものだ。

最初は冗談のようだが、皆真剣になり、唯一の女性、規子や金持ちが出す4400万円を含めて大きな賭けとなった。

だからといって何をするわけでもない。ただ淡々と生きていく。
その中で、メンバーが少しずつ欠けていく。


続きを読む
ラベル:黒野伸一
posted by 濫読ひで at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月16日

垣根涼介 月は怒らない (8/2012) ☆☆☆☆

【送料無料】月は怒らない [ 垣根涼介 ]

【送料無料】月は怒らない [ 垣根涼介 ]
価格:1,680円(税込、送料別)

月は怒らない
月は怒らない垣根 涼介

集英社 2011-06-03
売り上げランキング : 76101


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【送料無料】月は怒らない [ 垣根涼介 ]

不思議な小説だ。
一人の女性に対して、3人の男性が思いを寄せる。そして夜に彼女の部屋に通う。
ひとりは危ない橋をわたる金融屋。
ひとりは学生。
そしてもうひとりは既婚の警察官。

その女性、恭子は市役所の職員だ。
飾り気のない女性。
だが、金融屋の梶原は役所で一目惚れしてしまった。
学生の弘樹は、居酒屋でそばに座る恭子を助け、酔っぱらいと立ち回りを演じた。
警官の和田は、交番で毎日彼女を見ていた。


続きを読む
ラベル:垣根涼介
posted by 濫読ひで at 12:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。