2013年09月28日

黒木亮 獅子のごとく 小説 投資銀行日本人パートナー




外資系の投資銀行の日本人パートナーになるにはどんな仕事ぶりが必要か?
どんなビジネスをしているのか?

そのへんをかなり綿密な調査の上で書いてある投資銀行小説。
しかも実在の人物、企業、事件をベースにして書いている。
ホリエモンや三木谷浩史なども実名で出てくる。

基本的にはゴールドマンをモデルにしつつもそれ以外のデータもおりまぜて架空の投資銀行の話に仕立て上げている。

とくにいま40代後半、50代の人々にとっては記憶に新しい人たちが多く現れる、といってもいいだろう。
続きを読む


ラベル:黒木亮
posted by 濫読ひで at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

波多野陸 鶏が鳴く (9/2013)

【送料無料】鶏が鳴く [ 波多野陸 ]

【送料無料】鶏が鳴く [ 波多野陸 ]
価格:1,365円(税込、送料込)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
高校3年生の伸太は、かつてのバンド仲間で引きこもり中の健吾の部屋にしのびこんだ。どちらが相手より上なのか確かめるため。お互いの素の心に向き合うため。夜通し続く対話の果て、二人に光は見えたのか?第56回群像新人文学賞受賞作!

ということ。

ちょっと設定が突飛ではあるがお互いの心の中、生活の状況をさらけだす二人。

ラベル:波多野陸
posted by 濫読ひで at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五十嵐貴久 編集ガール (9/2013) ☆☆☆☆

編集ガール!

編集ガール!
著者:五十嵐貴久
価格:1,680円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



おなじみ五十嵐貴久先生の小説。

あたし、高沢久美子は出版社で経理をやっている。つきあっているのは社内の学。
普通のOL生活をしていたはずなのに、ある日突然社長に呼び出される。

なんと先日会社で適当に書かされた企画書が社長の目にとまり、いきなり新雑誌の発行になる、というのだ。
しかも編集経験のないあたしが編集長に!
そしてスタッフも寄せ集め。その中になんと学も!!

というわけでいきなり走り出した新雑誌の企画。果たして雑誌は出るのか?成功するのか?
そして…。

続きを読む
ラベル:五十嵐貴久 
posted by 濫読ひで at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

伊坂幸太郎 SOSの猿 (9/2013) ☆☆☆1/2

【送料無料】SOSの猿 [ 伊坂幸太郎 ]

【送料無料】SOSの猿 [ 伊坂幸太郎 ]
価格:660円(税込、送料込)



ちょっと辛い点をつけてしまったが面白いことは面白い。

視点がいろいろ変わりながら、日常に出てくる「猿」と「三蔵法師」の話になる。
日常の話は株の誤発注をした男性の理由をさぐろうとする真面目な男の話だったり、
悪魔憑きがひきこもり男性を助けようとする話だったり。

他の伊坂作品と比べると、パズルのはまりかたが甘い気がする。

最後の最後にみんなの行動がぴったりとパズルのピースとしてはまり、説明もつくし結末もしっかりと着く。そう思っていたのだが、今回はちょっと組みあがりが甘いと思えるのだ。

他の伊坂作品を知らなければこれでも十分に面白いと思うだろう。

お勧め度;☆☆☆1/2 キンコジ は変換に出てきません。
ラベル:伊坂幸太郎
posted by 濫読ひで at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

富樫聖夜 勇者様にいきなり求婚されたのですが (9/2013)



私はお姫様の侍女のアーリア。 お姫様が魔王にさらわれ、それを勇者が倒しに行くことになりました。
勇者は無事にお姫様を救出して戻りました。 当然、勇者様はお姫様に求婚するものと皆信じていたのですが…なぜか勇者様はこの私に求婚したのです!
私はゲームでいえばモブキャラ。その他大勢、のはずでした。
なのにこんなことになってしまい、私は困惑しています。


続きを読む
ラベル:富樫聖夜
posted by 濫読ひで at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月08日

瀧上耕 青春ぱんだバンド (9/2013) ☆☆☆☆1/2

【送料無料】青春ぱんだバンド [ 瀧上耕 ]

【送料無料】青春ぱんだバンド [ 瀧上耕 ]
価格:1,470円(税込、送料込)



進学校三年生のおちこぼれの僕は、文化祭をさぼって街にいたら、農業高校の不良に、バンドのチケットを買わされた。
だがそれをきっかけで、僕はバンドを組むことになる。

受験勉強もせずに、バンド。
他のメンバーは、農高生と小デブと秀才と、あこがれの女性、ヨシカワさん。

なぜかレパートリーがさだまさしだったこのバンドに沖縄音楽を加え、某所でゲリラ・ライブを試みる。
バンド名は「うっふん、パンダバンド」!

読んでいるだけで楽しくなるストーリーだ。
アラはあるけど、面白ければ問題なし!

楽しくスカッとするお話しだ。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 パンダのTシャツ8000円!
ラベル:瀧上耕
posted by 濫読ひで at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中島京子 眺望絶佳 (9/2013) ☆☆☆☆

眺望絶佳

眺望絶佳
価格:1,575円(税込、送料別)



大人の童話集、とでもいえばいいだろうか。

「眺望良し」これは往復書簡だ。往信が冒頭にあり、返信が最後にある。
それが全体の作品をくるむような形になっている。

それ以外の話は、あまり関連のない短編だ。
もちろん、眺望良し、の二人が空から眺めることはしているのかもしれないが。

一番好きな作品は「よろず化けます」だ。
たぬきの兄弟が、人間のために化ける商売をする話になっている。
化けて人をあざむくのではない。化けることで、人を喜ばせるのだ。
☆ 
そんないろいろなものを、高いところから二人は見守っているのだろう。

お勧め度:☆☆☆☆ 世代はすこしずつ変わります。
posted by 濫読ひで at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月01日

近藤史恵 ホテル・ピーベリー(8/2013) ☆☆☆☆



僕は友人に教えられて、ハワイ島のこのホテル・ピーベリーにやってきた。
ここは長期滞在用のホテルだが、ひとつの掟があるという。
滞在は一度だけ、というものだ。

ぼくは小学校の教師をやめて、ここにやってきた。
滞在客はみな日本人。
女性もひとりいる。
そしてホテルをきりもりするのは50近い女性の和美さんだ。
彼女の夫の浩一さんはカフェを始めていて、ホテルのことはほとんどやらない。

そして僕は彼女と深い関係になってしまった…続きを読む
ラベル:近藤史恵
posted by 濫読ひで at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月31日

石持浅海 カード・ウォッチャー (8/2013) ☆☆☆☆



石持浅海の作品。
登場人物を嫌いにならずに読めた。

ゴム会社の研究所に労働基準監督署の臨検が入った。
労災が隠されていた、という通報があったからだ。

実際は椅子が壊れて倒れただけではあるが、その研究所では実はサービス残業が日常化していた。
関係者はそれを隠そうかとも考えたが、タイムカードはみんなまとめて同じ時間に総務が処理しているし、あまりにあからさまな形のため、むしろ工作はこれ以上しても無駄になってしまう。

というわけで総務は臨検のための準備をしていたが、その中で一つ問題が起こった。

なんと、メンバーの一人が倉庫で死んでいたのだ。
もしこれが過労死なら、会社もただではすまない。
労災かくし、とかいうレベルではなくなるからだ。

そこで関係者がとった行動とは…
続きを読む
posted by 濫読ひで at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月24日

伊坂幸太郎 終末のフール



隕石が衝突して世界が終わることになった。
そんな状況の中、人々はどう過ごすのか。

そんな短篇集
ラベル:伊坂幸太郎
posted by 濫読ひで at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

荻原浩 幸せになる百通りの方法 ☆☆☆☆



登場人物が少しずつつながっている短篇集。

表題作。
ビジネスで成功するための成功本をたくさん読んでいる英雄。それが当たり前だと思っていた。
だがそれでなかなかうまくいかない。

そんな時、ある女の子に出会った。彼女は街でギターを弾いていた。
なぜか彼女を自分の部屋に泊めることになった英雄。

彼女は、英雄の本を見て言う。
「誰もが成功する秘訣なんて、そんなものほんとにあったら、人に教えるわけなかろ。第一、こいつ、誰?」

「世の中のたいていのことってさ、YesかNoかでなんか答えられないんだよ。すべてが、ま、ね、だ」

そんなちふゆにあって、彼の人生は大きく変化しはじめる…

おすすめ度;☆☆☆☆ ほんわかする話も、ちょっと胸の痛くなる話もならんでいます。
posted by 濫読ひで at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月11日

池井戸潤 民王 (8/2013) ☆☆☆☆1/2

【送料無料】民王 [ 池井戸潤 ]

【送料無料】民王 [ 池井戸潤 ]
価格:651円(税込、送料込)



「半沢直樹」で急に話題になった池井戸潤の作品。

予想以上に面白かった。

いろいろなしがらみや闇に染まった総理大臣と、遊んでばかりのドラ息子。
なぜかその人格が入れ替わってしまう。
それにより起きるドタバタ劇。

漢字が読めない首相、というのは実は人格が息子と入れ替わっていたのだ!
続きを読む
ラベル:池井戸潤
posted by 濫読ひで at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月27日

誉田哲也 ドンナビアンカ (7/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】ドンナビアンカ [ 誉田哲也 ]

【送料無料】ドンナビアンカ [ 誉田哲也 ]
価格:1,575円(税込、送料込)



俺、村瀬は水商売をやりながら自分が嫌になっていた。そんなときに配達に来る男からスカウトされて、あらたな職場で配送を始めた。
配送先で富士見フーズの専務の副島と知り合った。彼にはヨウコという中国人の愛人がいるようだ。
俺はまたスカウトされて富士見フーズに転職した。するとその男は、俺にとんでもないことを言い出した。ヨウコと偽装結婚しろというのだ。

その後、副島と村瀬の二人が誘拐された。
女刑事の久江は、元上司の金本とともに捜査をはじめた…




続きを読む
ラベル:誉田哲也
posted by 濫読ひで at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

成田良悟 デュラララ!! 11  (7/2013)



ますます混迷を深める11巻。
今回のメーンは罪歌だ。
罪歌を持つ三人が一同に会する。
果たして何が起きるのか…

一方、臨也はあいかわらず暗躍する。その一方でダラーズと黄巾賊の戦いも避けられなくなってきている。
そしてセルティの首が見つかり…

ここまでキャラクターを動かせるのはさすがの作者だと思う。

ラベル:成田良悟
posted by 濫読ひで at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米澤穂信 リカーシブル (7/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】リカーシブル [ 米澤穂信 ]

【送料無料】リカーシブル [ 米澤穂信 ]
価格:1,680円(税込、送料込)



今度中学になったわたしは母と小学生の弟とこの街に引っ越してきた。
知らない町だが、クラスの同級生、リンカと仲良くなれそうだ。

弟のサトルは、この街に引っ越してきてからちょっと変な感じだ。
昔のこと、そして未来のことが見えるようだ。

わたしは怖くてなかなか確認できない。
でもサトルは自分自身でもいぶかっている。

この街には初めてきたはずなのに、街に見覚えがある。この家にいたことがある、などと言う。
続きを読む
ラベル:米澤穂信
posted by 濫読ひで at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

野尻抱介 ふわふわの泉 (7/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】ふわふわの泉 [ 野尻抱介 ]

【送料無料】ふわふわの泉 [ 野尻抱介 ]
価格:630円(税込、送料込)



復刊されたSF。化学部の女子高生が大発明をしてしまう話だ。
ライトノベル、というよりはむしろジュブナイルの進化系という方が近いのかもしれない。

冒頭は、まさに化学部の部長の女子高生が不思議な物体「ふわふわ」を発明してしまう話だ。
立方晶窒化炭素、が正式名称だ。
やわらかくて強い。中を真空にしてボールができる。
発表そうそう、大人気になり、サンプル100万円が2時間で完売した。

そしてそこからは彼女が社長になった会社の話、というよりは社長の彼女がふわふわで世界を変えていく話、と言えばいいだろうか。





続きを読む
ラベル:野尻抱介
posted by 濫読ひで at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月14日

堂場瞬一 執着 (6/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】執着 [ 堂場瞬一 ]

【送料無料】執着 [ 堂場瞬一 ]
価格:1,785円(税込、送料込)



捜査一課の澤村は休暇中だった。転勤前なのだ。ところが、次の職場、南浦署でストーカー相談をしていた女性が、実家のある新潟でストーカーに殺される。
澤村は休暇を返上して新潟へ急行した。
警察はマスコミから非難されている。
そんな中で手がかりをさがすべく彼は単独で行動する。

彼と交代で捜査一課配属が決まっている吉野とともに澤村は動き出す。
だが吉野は澤村以上に暴走するタイプだった…。

続きを読む
ラベル:堂場瞬一
posted by 濫読ひで at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村山由佳 天翔る (6/2013) ☆☆☆☆1/2

【送料無料】天翔る [ 村山由佳 ]

【送料無料】天翔る [ 村山由佳 ]
価格:1,680円(税込、送料込)



村山由佳には「白村山」の作品と「黒村山」の作品があるという。
これは明らかに「白村山」だ。

小学生のまりもは、父に連れて行かれた競馬場で、ヤミヨノカラスという馬が気に入る。それが最初の彼女の馬との出会いだった。

その後父が死に、祖父母に引き取られたまりもは、同級生のいじめにより学校にいけなくなる。
そんなまりもを救ったのは、近所の牧場だった。
まりもは近所の牧場で馬を世話して、乗馬の練習もする。

その牧場には、看護師の貴子も来ていた。貴子は、牧場主の志度とともに、まりもをサポートする。続きを読む
ラベル:村山由佳
posted by 濫読ひで at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

松浦理英子 奇貨 (6/2013)

【送料無料】奇貨 [ 松浦理英子 ]

【送料無料】奇貨 [ 松浦理英子 ]
価格:1,365円(税込、送料込)



四十五歳の独身男性で私小説家の私は、知り合った女性、七島と同居している。だがそれはセックスをともなう関係ではない。
七島はレズビアンなのだ。

お互いの生活に干渉しない、という状況で同居が続いてきたが、そんな七島に仲の良い女性の友人ができたらしい。私はそれが気になってしかたない。
そして、彼女の部屋に古いケータイを仕掛ける。盗聴器として使えるように。

私はその盗聴にのめりこんでいく…

もう一つの作品「変態月」は活字も変えている。そこにきっと意味はあるのだろう。
ラベル:松浦理英子
posted by 濫読ひで at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

成田良悟 デュラララ!! 10 



第10巻。
まだまだ収束しない。
それどころか登場人物がまた増えて拡散していく。

ダラーズの変化にともない、門田が車にはねられた。
多くの人間が犯人を追いかける。門田の仇をとる。それはダラーズだからではない。

一方、正臣は黄巾賊を復活させ、ダラーズとの対決を選ぶ。
青葉たちは正臣を襲うが正臣は読んでいる。

全体を俯瞰して楽しんでいるはずの臨也だが、淀切陣内の正体を暴いたところで罪歌の子に襲われる。

平和島静雄は逮捕される。そして警察の中で戦う。

こんな感じでまだまだストーリーは流れる。
ラベル:成田良悟
posted by 濫読ひで at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月13日

羽田圭介 隠し事 (6/2013)

【送料無料】隠し事 [ 羽田圭介 ]

【送料無料】隠し事 [ 羽田圭介 ]
価格:1,365円(税込、送料込)



同棲している彼女のケータイを偶然見たら、知り合いの男からのメールだった。
彼女はそれを僕に隠した。
彼女は何をしているのか?
気にし始めるとキリがない。
僕はそのうち彼女のケータイを見ることが必要だ、という結論に達した。

それから僕はときどき彼女のケータイを夜中に覗く。
それでもわからず、同僚の女性に相談する。彼女との恋愛相談で自分でも気づくところがあった。

だが疑問は解けず、ケータイの転送機能が設定できるかどうか調べるが、彼女のケータイでは転送機能はない。
ところが、自分のケータイには転送が設定されていた…


結末がはっきりしていないのは読者に想像をさせるためなのだろうか。
どうも消化不良。



posted by 濫読ひで at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月29日

伊坂幸太郎 ガソリン生活(6/2013) ☆☆☆☆1/2

【送料無料】ガソリン生活 [ 伊坂幸太郎 ]

【送料無料】ガソリン生活 [ 伊坂幸太郎 ]
価格:1,680円(税込、送料込)



相変わらず安定の伊坂幸太郎。

今回はちょっと変わった設定だ。
主人公というか、語り手は車なのだ。緑のデミオ。
だからこそタイトルが「ガソリン生活」

デミオの目を通して、持ち主一家に起きている事件の謎を見ていくことになる。

そうはいってももちろんそこは伊坂幸太郎。
すべての伏線がどんどん混じり合って最後にはパズルがしっかりはまる。
そこの構成はゆるぎない。
続きを読む
ラベル:伊坂幸太郎
posted by 濫読ひで at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三浦しをん 神去なあなあ夜話 (6/2013) ☆☆☆☆



「神去なあなあ日常」 http://hidebook.seesaa.net/article/125322791.html の続編。

勇気のその後の物語。といっても日常の延長で林業を、ということだ。
だが少し違っているのは、すでに勇気は林業に対して自分の仕事だという認識を持っていること、そしてある程度山のみんなに認められつつあることだ。

あいかわらず彼はヨキの家に居候している。
運転免許もとり、そしてなんといってもまだまだ直紀にアプローチを続けている。

そんななあなあ日常が語られていく。
その中で、彼は昔に起きたことを初めて知る。
続きを読む
ラベル:三浦しをん
posted by 濫読ひで at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中村文則 迷宮 (6/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】迷宮 [ 中村文則 ]

【送料無料】迷宮 [ 中村文則 ]
価格:1,365円(税込、送料込)



僕は事務所で働きながら試験勉強をしている。そんなとき突然ある男に声をかけられた。前の夜、ある女性と一緒だったが、話を聞かせて欲しいと。

その女性のアパートへ行っていたが、初めて会った相手だった。
実はその女性は、10年前の迷宮入りした一家殺人事件の遺児だった。父母と兄が殺され、12歳の彼女のみが生き残った。

防犯カメラがあって、その家には鍵がかかっていた。一家心中ではなく殺人だった。玄関はチェーンで施錠されていた。
彼女は睡眠薬を飲まされている。また、両肩につかまれたような痣もある。

いったい何があったのか。そのまま事件は迷宮入りしていた。
続きを読む
ラベル:中村文則
posted by 濫読ひで at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月15日

吉野万理子 連れ猫 (6/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】連れ猫 [ 吉野万理子 ]

【送料無料】連れ猫 [ 吉野万理子 ]
価格:1,575円(税込、送料込)



これは猫の物語ともいえる。ソリチュードとロンリネス。
二匹の猫。
そしてその二匹を飼っていた人々の話でもある。

「連れ猫」とは何か。
結婚相手あるいは同棲相手にいる猫だ。連れ子、の猫バージョンだと思えばいいだろう。

亜沙美はデザイナーの有也とつきあい、同棲することになった。彼のところには猫が二匹いた。ソリチュードとロンリネス。
有也によると、孤独には良い孤独と悪い孤独があるという。ソリチュードはよい孤独、ロンリネスは悪い孤独だと。

亜沙美は、有也と別れるとき、一匹の猫を引き取ることになった。ロンリネスを。
そして連れ猫ロンリネスの猫生は大きく変化することになる…続きを読む
ラベル:吉野万理子
posted by 濫読ひで at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吉田修一 初恋温泉 (6/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】初恋温泉 [ 吉田修一 ]

【送料無料】初恋温泉 [ 吉田修一 ]
価格:452円(税込、送料込)



吉田修一の作品。
実在する温泉、あるいは温泉宿を舞台に書いているようだ。

「初恋温泉」 
成功したはずの夫婦が温泉にやってきた。 だが、旅行の前の日、妻は離婚を口にしていた。
夫の重田は、理由がわからない。妻の彩子に対して、自分ができることはすべてしてきたつもりでいる。
正確に言えば、妻が幸せに思える時を作り出してきた、与えてきたつもりでいた。

だから、彼には理由がわからなかった。
だが妻、彩子の理由は明確だった。

彼女の一言「幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らないのよ」
重田にはわからない。

夫婦とは支えあうものであり、一方的にいいところだけを見せ続ければいい、といいうものではないということが、彼には理解できなかったということになる。きっとこれからも理解できないのだろう。

男女の考えの違いが、現れている。

続きを読む
ラベル:吉田修一
posted by 濫読ひで at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

七尾与史  殺しも芸の肥やし (6/2013) ☆☆☆☆



「このミステリーがすごい!」大賞隠し球、というよくわからないステータスでデビューした作家、七尾与史の作品。

高校生の乗ったバスが突如消えた。そして十年後に埋まった場所から発見された。みな死んでいたはずだが、一人足らなくなっていた…

連続殺人鬼の話しになる。
語り手がいろいろ代わり、視点がそれぞれ違う。
だが共通していることは一つ。
連続殺人鬼の女性がいる、ということ。

そしてその連続殺人鬼を調べる者は、すべてこの世を去っていく。

途中でその殺人鬼の女性の嗜好が明かされる。お笑いが好きだ、ということだった。

続きを読む
ラベル:七尾与史
posted by 濫読ひで at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キケン 有川浩 (6/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】キケン [ 有川浩 ]

【送料無料】キケン [ 有川浩 ]
価格:578円(税込、送料込)



軽いタッチの有川浩の作品。
「キケン」とは、電気工科大学の「機械制御研究部」のことだ。
この部は、ちょっと変わった部だ。
入部希望者を選ぶのだ。なぜか…それは先輩たちがかなり変わった人たちだから。

そして入部希望者たちを待っていたのは、爆発という手荒い歓迎であった…
続きを読む
ラベル:有川浩
posted by 濫読ひで at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月01日

小路幸也 荻窪シェアハウス小助川 (5/2013) ☆☆☆☆1/2 @shojiyukiya



小路幸也の昨年の作品。
あいかわらず安心して読める。
僕、佳人は荻窪の「シェアハウス小助川」の住人になった。

シェアハウスとは関係ない人たちが一軒の家をみんなでシェアして暮らすというものだ。
僕は高校を出てアルバイトをしている。父が交通事故で亡くなって以来、家事全般を引き受けてきたのでお掃除お洗濯食事の支度などこなせる。

そして、昔から通っていた医者、小助川先生の医院であった建物を「シェアハウス小助川」に変更するにあたり、最初の住人になったのだ。

続きを読む
ラベル:小路幸也
posted by 濫読ひで at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

成田良悟 デュラララ! 9 (5/2013)



第8巻。

臨也が誘拐され、監禁される。
拷問をされるが、実はそれは…

そして、臨也と新羅の高校時代の秘密が明かされる。
臨也は高校時代に新羅をナイフで刺したというのだ。
ところが実は…

posted by 濫読ひで at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

朱川湊人 サクラ秘密基地 (5/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】サクラ秘密基地 [ 朱川湊人 ]

【送料無料】サクラ秘密基地 [ 朱川湊人 ]
価格:1,680円(税込、送料込)



朱川湊人の短篇集。

超常現象が関わるものが多いので好みは別れるかもしれない。

僕たちは小さい頃、秘密基地で遊んでいた。サクラが咲く場所で放置されたトラックのある囲まれた場所だ。
雨が降ってもトラックの中で遊べる。
ぼくらの仲間のショースケには父親がいない。母親が新しい男性と付き合い始めたようだ。
だがその男はショースケを殴ったりするらしい。
ぼくらは心配しながらも、一緒に遊んでいた。
ある日ショースケが、家出をすると言った…続きを読む
ラベル:朱川湊人
posted by 濫読ひで at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近藤史恵 エデン (5/2013) ☆☆☆☆1/2

【送料無料】エデン [ 近藤史恵 ]

【送料無料】エデン [ 近藤史恵 ]
価格:546円(税込、送料込)



「サクリファイス」http://hidebook.seesaa.net/article/97185303.html
の続編になる。実際は三部作なのだがまだ読んでいなかった。

フランスのチームに属する自転車ロードレースのプロであるぼく、白石誓(ちかう)、通称チカに大きなチャンスと試練が訪れた。

ツール・ド・フランスに出場するのだ。そしてチームの解散が決まった。
選手たちは動揺する。チームはどうしたらいいのか。その一方で監督はある提案をこっそりとする。

一方、今回のツールの台風の目は、フランス人の新人、ニコラだった。
彼は長らくフランスから遠ざかっていたツール・ド・フランスの優勝をとってくるかもしれない、と騒がれているのだ。
続きを読む
ラベル:近藤史恵
posted by 濫読ひで at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石田衣良 PRIDE 池袋ウェストゲートパーク X (5/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】PRIDE [ 石田衣良 ]

【送料無料】PRIDE [ 石田衣良 ]
価格:530円(税込、送料込)



おなじみIWGPの10巻目。
ちょっと読むのをご無沙汰していた。
出てからもう2年以上経過したことになる、文庫化までされてしまった。

登場するのはおなじみのメンバー。
IT企業の社長からマコトに相談があった。携帯を盗まれてその中身の件で脅されている、ということだった。
マコトはGボーイズとともにその対応を考えて実行に移すが…

こんな感じで相変わらずマコトが活躍する。
続きを読む
posted by 濫読ひで at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

森博嗣 相田家のグッドバイ (5/2013) ☆☆☆☆

【送料無料】相田家のグッドバイ [ 森博嗣 ]

【送料無料】相田家のグッドバイ [ 森博嗣 ]
価格:1,575円(税込、送料込)



森センセイの作品。
新作は書かないはずなのにどうなっているのだろう。まあいいか。

おそらく自分の家のことを書いているのであろう。
相田家、という一族の父母と息子夫婦について描いている小説だ。

合理的な父、相田秋雄とその血を受け継ぐ紀彦。
紀彦は結婚し、その後地元に大学の教員として戻ってきた。
父は喜んだ。息子が近くに戻ったこと、そしてそこが秋雄の母校だったからだ。

全体のストーリーは淡々としている。
森センセイの筆致はいつもどおりだ。
続きを読む
ラベル:森博嗣
posted by 濫読ひで at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

永井するみ 秘密は日記に隠すもの (5/2013) ☆☆☆☆1/2



それぞれの作品は日記スタイルになっている。
しかも一人だけの。
それを見て、読者は何が起きているかを、日記の書き手の立場で知ることとなる。
というか、書き手の解釈する現状を知ることになる。

だが、それだけではなく、この日記にはそれぞれ隠れたテーマがあり、それを読者は最後に知ることになる。そして驚く。そんな仕掛けが出来上がっている。

続きを読む
ラベル:永井するみ
posted by 濫読ひで at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石持浅海 フライ・バイ・ワイヤ (5/2013) ☆☆☆☆

フライ・バイ・ワイヤ

フライ・バイ・ワイヤ
著者:石持浅海
価格:1,575円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



石持浅海がよく用いる、近未来のSF的な作品だ。
無線によるいろいろな技術が実用化された時代。

電力にしても太陽光発電で無線で電気が送られるために非常に安価なエネルギーに変わっている。
飛行機も無線で操縦できる(フライ・バイ・ワイヤ)。そんな時代の話だ。

高校生の僕のクラスに、転校生がやってきた。
ただの転校生ではない。ロボットなのだ。

ロボットの少女、というのも不思議だが、そのロボットは同年の少女が遠隔で操縦しているという。
実験のためにロボットがクラスメートになるということだ。
そのロボットはあくまで遠隔操作されている。コミュニケーションに一瞬のラグがあるが慣れればなんということはない。

続きを読む
ラベル:石持浅海
posted by 濫読ひで at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月04日

山本幸久 幸福トラベラー (5/2013) ☆☆☆☆1/2



多感な中学生の一日を描いた作品、といえばいいだろうか。

中学三年のぼく、小美濃(こみの)春生はある日、カメラを持って上野公園をうろついていた。
新聞部の部長として記事の材料にする写真を撮るためだ。
そこで、修学旅行できている女の子、行方さんに出会った。
続きを読む
ラベル:山本幸久
posted by 濫読ひで at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

万城目学 ザ・万遊記 (5/2013)



万城目学のエッセイ集。

大部分は基本的にはスポーツ観戦のエッセイと、渡辺篤史のお宅訪問の感想をメーンとしたものだ。

マキメ氏(この作品内では万太郎)はプロの作家ではあるが、プロのスポーツライターではない。
自然、この内容もスポーツの内容というよりはスポーツを見た一般人の感想に近くなる。あろうことかそれどころか骨折して感染できなくなったりするのだ。

続きを読む
ラベル:万城目学
posted by 濫読ひで at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

堂場瞬一 ラスト・コード (4/2013) ☆☆☆☆



研究者の一柳が殺された。家族は娘一人だが、アメリカに留学している。
現場の刑事の筒井は、捜査をしていくうちに、この殺人事件はたんなろ物取りの犯行とかではないことに気づく。
そしてこの事件は、警察でも刑事と公安、外務省などをまきこんだものへと発展していく。

その中で帰国した一柳の一人娘の美咲とともに、筒井は事件の真相に迫っていく。
だが、その行動は敵にもしっかりと見張られていた。続きを読む
ラベル:堂場瞬一
posted by 濫読ひで at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

藤谷治 花のようする (5/2013) ☆☆☆☆



有名な女優と、株式投資で生計をたてる謎の投資家とのあいだの愛情物語。

野滝繭美(芸名滝沢マユ)と桜田春作は、一緒に暮らすことにした。
もともと出会ったのはパーティだ。
なぜか野滝に対して春作はプレゼントを渡した。
実はそれは夢のお告げだった。
続きを読む
ラベル:藤谷治
posted by 濫読ひで at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。