2017年02月05日

小路幸也 踊り子と探偵とパリを (1/2017) ☆☆☆☆

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踊り子と探偵とパリを [ 小路幸也 ]
価格:1674円(税込、送料無料) (2017/2/5時点)





舞台は花のパリ。主人公はイギリス人。会話は基本フランス語でなされているであろう。
米国が舞台だったりすると知っていることが多くて違和感を感じてしまうが、フランスだと土地勘がないのでかえって安心して読めたりする。

作家を夢見てパリに遊学しにきた金持ちのボンボンが主人公であり語り手になる。彼はある女性に一目ぼれする。どうやら彼女も彼のことを一目で気に入ったらしい。
実は舞台の興行主は盗賊らしい。彼のところにあるという宝石を追って、アメリカから来た探偵に出会い、そして二人は協力することになる。
劇場に潜入するため、彼は脚本を書くことにする。はたして作戦はどうなるか…。














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2016年01月14日

小路幸也 怪獣の夏 はるかな星へ (1/2016) ☆☆☆☆1/2 @shojiyukiya

怪獣の夏はるかな星へ

怪獣の夏はるかな星へ
著者:小路幸也
価格:1,620円(税込、送料込)
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私は作者1年違い、ほぼ同年代だ。

小学校に入る前にウルトラマン、ウルトラセブンが放送された。そして何度も再放送されたので、小学校以上でも見て、脳裏に焼き付いている。

昔はすべて良かった、とは言わない。だがあの時代の良さも確かにあった。その時代へのオマージュとしてこの作品がある。

「怪獣」「公害」「正義の味方」あたりが本作品のキーワードだ。

以下楽天ブックスより
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
1970年夏、地球の危機を救うのは子供たちだ!?人気作家、初の怪獣小説!

【目次】(「BOOK」データベースより)
下水口の絵/怪しい隣人/キカイ爺さん/光る空、唸る地/不思議なもの/怪獣が動き出す/動く怪獣の絵と泡/機械人間に襲われる町/機械人間と機械の化け物/光りの巨人/あやつるもの/あやつるものを、あやつるもの/この星のどこかに/美しい星/怪獣が出てくる/僕らの決心/僕たちは、光りの子供/消える命、消えない魂/遠くへ消えた光り/明日への光り

(引用終わり)


怪獣のありかたも、登場人物の名前も、なんとなくウルトラマンやその怪獣などを彷彿とさせるものが多い。
(公害はむしろスペクトルマンかもしれないが。)
最初はガヴァドンのノベライズかと思ったくらいだ。

だがこの小説を「怪獣小説」というのにはどうも違和感がある。もちろん怪獣も正義の味方も出てくるが、「正義を愛する心」はあっても怪獣とプロレスをするのがメーンではないのだ。

なんにしても、話はなんとなくの予定調和であり、いろいろな登場人物の「正体」もほぼ予想どおり。ジュブナイルと言ってもいいのかもしれないが、大人が読むべきものなのかもしれない。

おすすめ度:☆☆☆☆1/2 ウルトラマン世代の人たちに。

そういえば朱川湊人さんも同世代だった。
タグ:小路幸也
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2015年08月04日

小路幸也 旅者の歌 1 始まりの地 ☆☆☆☆



旅者(リョシャ)とは文字通り旅をする者だ。
本名は別にあった。

シイフルの地では、7歳、14歳、21歳のときそれぞれ一晩檻に入れられる。
試しの檻という。

そして、何人かが、そのまま野獣になってしまうのだ。
野獣になってしまったらそのまま家族別れになる。

さて、その日に3人が野獣ではなく、「離者」になった。野獣の姿を持ちながら、人間の意識があり言葉をしゃべる者たちだ。馬、猫、鷹。 ニイマールはその3人を連れて旅に出ることにした。真実を探し、彼らを元にもどすために。

ニイマールはその日からリョシャになった。

リョシャは進む。仲間を取り戻すために。
物語は続く。

おすすめ度:☆☆☆☆ 長くなりそうです。好きな人はどうぞ。
タグ:小路幸也
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2015年07月11日

小路幸也 札幌アンダーソング (7/2015) ☆☆☆☆

札幌アンダーソング

札幌アンダーソング
著者:小路幸也
価格:1,620円(税込、送料込)
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商品説明
「東京バンドワゴン」の小路幸也が贈る、革新的エンタメミステリ!!
北海道は札幌。雪の中、全裸で発見された奇妙な遺体の謎を解くため、若手刑事の仲野久は、先輩で無駄に色男な根来とともに、「変態の専門家」を訪ねる。はたしてその専門家とは、美貌の天才少年・春で・・・・・・。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
北海道は札幌。雪の中、全裸で発見された変態的な遺体の謎を解くため、若手刑事の仲野久は、無駄に色男の先輩・根来とともに、「変態の専門家」を訪ねる。はたしてその専門家とは、とんでもない美貌の天才少年・春。なんと彼は、四世代前までの、先祖の記憶を持つという。その膨大な記憶から、あらゆる事実を見逃かすことができるのだ。その頭脳により、春は犯人の遺したメッセージを看破。しかも意外な方法で犯人を挑発し始め…!?変態事件に巻き込まれたフツウの主人公の運命は。そして札幌の歴史に秘められた意外すぎる謎とは…!?


ここに出てくる「春」は完全な異能者だ。
ミステリーというかファンタジーとも言える。だがその要素を持ちつつ、一応はミステリーとなっている。だがこれはさすがに題材が少なすぎて解けない。

設定が意外すぎるが、これを受け入れられるなら面白く読めるだろう。
ちなみに続編も出ているようだ。

おすすめ度:☆☆☆☆ 設定を受け入れられるなら楽しめます。
タグ:小路幸也
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杉井光 東池袋ストレイキャッツ (6/2015) ☆☆☆☆

東池袋ストレイキャッツ

東池袋ストレイキャッツ
著者:杉井光
価格:615円(税込、送料込)
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ずっとひきこもって音楽ばかり聴いていた不登校児の僕。けれど、ゴミ捨て場で拾った真っ赤なギターが僕の運命を変える。それには、交通事故で死んだギタリスト、キース・ムーアの幽霊が取り憑いていたのだ。「俺が生きてる間に発表できなかった曲を、おまえが代わりに歌うんだよ」幽霊に尻を叩かれ、僕は池袋で路上ライブを始める。そこで出逢ったのは、身分を隠して夜の街を彷徨う歌姫ミウ、それから沢山の路上パフォーマーたち。ストリートで迷い猫たちが歌い奏でる、せつなくて甘い青春と音楽の物語。


上記は最初の短編のみ。その後は僕の葛藤、仲間とのふれあいが描かれる。

いろいろな意味で荒唐無稽だが、楽しければそれでいい。

おすすめ度:☆4 ストリート・ミュージシャンの世界もいろいろです。
タグ:杉井光
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里見蘭 ミリオンセラーガール (7/2015) ☆☆☆☆1/2




本好きにおすすめ。
あたし、沙智はファッション雑誌志望で出版社に入社したのに、配属先はなぜか販売促進部。平たく言えば書店の営業。

ド素人ながら営業をはじめ、知らないことを知らないままで進みつつ、なんとか営業の面白さに気づいていく。

書店出向での書店員サイドからの話や、本の流通の実態、そしてライバルの出現など、王道のサクセスストーリーでありつつ本づくりの実態がわかる。
本好きならぜひ。

おすすめ度:☆☆☆☆1/2 ミリオンセラーは作るもの。
タグ:里見蘭
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2015年04月12日

小路幸☆也 スターダスト・パレード (4/2015) ☆☆☆☆

スターダストパレード

スターダストパレード
著者:小路幸也
価格:1,512円(税込、送料込)
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心優しき元暴走族のヘッドが言葉を話せなくなった5才の美少女を匿うことに。『東京バンドワゴン』の著者が描くエンタメミステリー。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
傷心の元暴走族ヘッドが、言葉を失った5歳の少女と逃避行ー星屑のようなささやかな僕たちの光。『東京バンドワゴン』の著者が描く極上のハートフル・ミステリー。


実際に読んでみたら、ちょっと戸惑う。
主人公はいきなり刑務所から出てくる。
そこへ迎えにくるのは刑事。
だが主人公は実はその刑事によって救われている。
そしていきなり彼に対して非常に難しい依頼をしてくる。
かなりヤバイ話を。

というわけで結構荒唐無稽な話であり、それなりの展開になりそうだったが、大きな問題になる前に解決してしまう。

あまり不幸な人間を作りたくない作者の苦肉の策だったのかもしれない。


小路幸也は大好きなんだが、ちょっとこの設定についていけないうちに読了してしまったきらいはある。
もちろん人間模様はきっちり描かれているのだし、面白いのだが…何が足らないのだろう。
もっとエンターテインメントチックに、ハードボイルドに、ということだったのかもしれない。

小路幸也の作品に出てくる人たちの大部分は基本いい人たちなので、なかなかむずかいいのな。

おすすめ度 ☆☆☆☆ 足がつかない車でカーチェイスもいいでしょうね。


タグ:小路幸也
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2015年01月29日

朱川湊人 冥の水底 (1/2015) ☆☆☆☆

冥の水底

冥の水底
著者:朱川湊人
価格:1,566円
楽天ブックスで詳細を見る




商品説明
医者である市原玲人は、友人の平松光恵に、首から上だけが狼のいわゆる「狼男」の死体写真を見せられる。彼女はその写真と大切な取材手帳を市原に託し、忽然と姿を消した。時は20年遡る。阿巳雄山の奥に、特殊能力を持つ「マガチ」とよばれる人々が暮らしていた。マガチの青年シズクは、初恋の少女を忘れられず、彼女を追って東京で暮らし始めるが……。一途な純粋さが胸を抉る、一気読み必至の、純愛ホラー巨編。

****

純愛ホラーというとちょっと違和感があるが、まあいいだろう。
玲人は、離婚して普段は手元にいない小学生の息子とともに、「マガチ」について調べ始める。するとすぐに妨害が入ってくる。
マガチの秘密とは何なのか。

物語では同時進行で若者の「出さない手紙」が挿入される。マガチの苦悩が描かれる。

ホラーといえばホラーだが、これはどちらかというとちょっと変わった推理小説、あるいはエンタメ小説といってもいいのではないだろうか。

本は分厚いが、一気に読みたくなる。それは作者の力量だろう。
結末はそれなりに予定調和でありつつも意外な感じ。この余韻もいい。

お勧め度:☆☆☆☆ 狼男の死体の写真なんて見たくないですよね?
タグ:朱川湊人
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2014年11月02日

仙川環 封鎖 (10/2014) ☆☆☆☆



今の世の中ではエボラ出血熱のニュースがかまびすしい。 本書で話題になるのは別の感染症。すなわち、鳥インフルエンザだ。正確には、新型ということになる。

山奥の村で、原因不明の死者が出た。状況が村の医師ではわからず、応援を頼む。
感染症の専門家がやってきた。 
そして判明したことは、かなり重大な感染症であるということだった。

村は封鎖されてしまった。そして、住民はその詳細を知らされない。一方、マスコミにもその話は伝えられない。単純に、山奥の小さな集落が音信不通になっただけだ。
人々は脱出を、救出を試みていく。一方感染者は続々増加して…。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
一夜のうちに症状が悪化し、死に至る。関西の山奥の集落で、強毒性の新型インフルエンザと覚しき感染症が発生した。医療チームが派遣されるが感染経路は掴めず治療も間に合わない。感染拡大を恐れ、集落から出る唯一の道は警察の手で封鎖された。娘を、この集落から逃がさなくては。杏子は、封鎖を突破しようと試みるが…。医療サスペンスの俊英が、明日起こる恐怖をリアルに描く!続きを読む
タグ:仙川環
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2014年10月18日

小路幸也 ビタースイート・ワルツ (10/2014) ☆☆☆☆

ビタースイートワルツ

ビタースイートワルツ
著者:小路幸也
価格:1,620円(税込、送料込)
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モーニング

http://hidebook.seesaa.net/article/104042287.html
コーヒーブルース
http://hidebook.seesaa.net/article/376762154.html


に続く話。

刑事の三栖さんが姿を消した。ある事件を追いかけているらしい。三栖さんの部下で、たぶん恋人の甲賀さんが探しにきた。
一方、あゆみちゃんの友達が、音信不通になった。

その一見無関係にみえる事件2つが、いつのまにかつながっていく。
そこはシリーズの他の作品とも同じだし、あるいは作者の他のシリーズでも同じだ。

こじつけに近い部分もあるが、実際は面白いからそれでいい。
エンターテインメントはそういうものだ。

楽しく読んでいこう。

お薦め度:☆☆☆☆ 自作ではあゆみちゃんと結婚するのでしょうか。

タグ:小路幸也
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2014年06月22日

小路幸也 スタンダップダブル! 甲子園ステージ (6/2014) ☆☆☆☆

スタンダップダブル!(甲子園ステージ)

スタンダップダブル!(甲子園ステージ)
著者:小路幸也
価格:1,620円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


スタンダップダブル
http://hidebook.seesaa.net/article/393212637.html
の続編。

いよいよ甲子園に出場。目指すは当然優勝だ。
その一方で、彼らの秘密をほじくり出そうとしている山路の高校時代のチームメイトかつフリーライターの塩崎のことも気になる。

塩崎対策で、山路と絵里はカップルとして行動することになる。
チームは順調に勝ち上がってくる。だが塩崎の手はどんどん近づいてくる。
彼の裏の目的がだんだん明らかになるにつれ、手段がどんどんなくなっていく。
果たして秘密は守られるか。そしてチームの行方は?


広げた風呂敷をちゃんとたたんでくれたので基本的に満足だ。
というか上下巻というくらいのイメージで捉えるべきだろう。
フラッシュベースボールがそれほど出てこないのはちょっと残念だが。

お薦め度:☆☆☆☆ 目指せ甲子園優勝!
タグ:小路幸也
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2014年06月15日

小路幸也 娘の結婚 (5/2014) ☆☆☆☆



妻に先立たれ,男手ひとつで育ててきた一人娘が、大切な相手を連れてくるという。
その相手は、実は昔住んでいた賃貸マンションの隣に住んでいた幼なじみだと。

父としては複雑だが、もう一つ気になることがあった。死んだ妻と、隣の奥さんは折り合いが悪かったのではないか。だとしたら義理の母になるその人は、娘をどう思うだろうか。そしてひどいことをしないだろうか…
父は友人や昔の彼女などに相談してみる。そしてわかったことは…。



父の立場、娘の立場などそれぞれの見方で語られる。
作者が作者だけにハッピーエンドであろうと思いながら読み進める。

ちょっと無理やりオチをつけたような部分もあるが、まあ円満に収まったといえるだろう。
伏線を回収仕切れていない感じはあるが。

リアリティなら本当にその後がどうなったか、気になるところだ。

お薦め度;☆☆☆☆ 「お父さんを守るために」という言葉はかなり衝撃的でした。
タグ:小路幸也
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2014年05月18日

小路幸也 蜂蜜秘密 (5/2014) ☆☆☆☆



異国の世界を舞台にしたファンタジー。

「古くから〈奇跡の蜂蜜〉として大切に伝えてきた蜂蜜を守るため、自動車も使わず、火薬

も制限し、今でも様々な掟に従って暮らしている〈ポロウ村〉。

村の名家であり、〈ポロウの蜂蜜〉を採るために必要な〈キングサリー〉の花を代々栽培しているロウゼ家の一人娘サリーは、遠い国からの転校生としてやって来た少年レオと仲良くなる。深い山あいの、絵画のように美しい自然に囲まれた村の農学校で、少年少女は園芸や養蜂を勉強しながら日々を過ごす。だが、レオが来たのと時を同じくして、村には何かと異変が起こるようになる。森や泉で不思議な現象が続いたり、〈ポロウの蜂蜜〉をつくる〈ポロウミツバチ〉がぱったりと姿を消したり……。村の謎にレオが深く関わっていることにサリーが気づくのと同時に、村人たちもまたレオの正体を疑い始める。そして激しい嵐の晩、行方不明となったレオを探すサリーは〈ポロウの蜂蜜〉にまつわる古い古い秘密を知ることになる……。

ファンタジックな村を舞台にしながら、人が文明を進化させること、自然のなかで暮らすこと、大きな時の流れに否応なく変化していくこと、に静かな問いかけを投げる物語。 」
(以上 楽天ブックス「詳細情報」より)続きを読む
タグ:小路幸也
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2014年05月05日

朱川湊人 黄昏の旗 (4/2014) ☆☆☆☆



朱川湊人の短篇集。
表題作。電車の窓から旗が見えた。電車から降りて、その旗を目指して行ってみる。するとそこには、別れた妻と娘が居て、自分に声をかけてくれた。
驚いて逃げたが、二週間後にまた近づいてしまう。そこにはやはり妻と娘がいた。だが、近づこうとすると若い男が声をかけてきた。彼は、行ってはいけない、と言う…。

運命の女、のような
俺とミナコは不思議な関係だった。友達でも、ましてや恋人でもない。
だがミナコとはあちこちで出会う。出会うだけで何も起きないのだが。
運命の女ではないのだが、それでも何度も出会う。

未来人のビストロ
個人的にはこれが一番好きだ。
特にトリックがあるSFとか推理小説ではない。
小学生の僕たちが埋めたタイムカプセルにミツルはこう書いていた。30年たったら体育の日に八重州の「コンコルド」という店でビフテキをおごってあげる、と。
タイムカプセルを掘り出したのは35年後だった。コウジとトシアキは、コンコルド、という店があるのを知り、ミツルは未来人だったのか、と思う…

朱川湊人好きな人にはぜひ。

お薦め度:☆☆☆☆ ファンタジー系が多い作品集です。


タグ:朱川湊人
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2014年03月30日

小路幸也 スタンダップダブル (3/2014) ☆☆☆☆



全く中身をしらずに読んだ。
そのため、もしかしたら「つむじダブル」の続編かと思っていた。
いきなり野球の話になったのであれ?と思ったら全く関係なかった。スタンダップダブル、とはゆうゆうの二塁打、という意味だった。

高校野球の話だ。
新聞記者の絵里は北海道支局に飛ばされ、いや転勤した。そこで高校野球の取材をして、不思議なチームを知った。高校野球を知るためには中学やリトルリーグも見る必要がある。そこで彼女は中学の試合を見に行って、不思議なチームを知ったわけだ。なんと、外野ゴロでアウトをとるチームだという。
その3人は近くの公立高校へ行くという。

その公立高校のメンバーにはいろいろ秘密があった。そして、新しい監督にも。続きを読む
タグ:小路幸也
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2014年03月02日

小路幸也 キシャツー (2/2014) ☆☆☆☆  @shojiyukiya

【送料無料】キシャツー [ 小路幸也 ]

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価格:1,680円(税5%込、送料込)



はるかは明るい高校生。キシャツー、つまり列車で通学している。仲良し2人といつも一緒にいる。
ある夏休みの日、はるかたちは赤いテントに気づいた。数日前になかったテントが砂浜にある。これは一体なんだろう。声をかけてきた先輩の紗絵さんが言うには、サックスの音がそちらから聞こえてきたらしい。

その後、見知らぬ男の子を見て、はるかは例のテントの子ではないかな、と思って紗絵とともに声をかけてみた。果たしてその通りだった。 彼は事情があって東京からこの街までやってきたのだ。
彼の名は光太郎。行きがかり上、私達は彼の目的を手伝うことにした…。

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タグ:小路幸也
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2014年02月16日

小路幸也 花咲小路一丁目の刑事 (2/2014) ☆☆☆☆

花咲小路一丁目の刑事

花咲小路一丁目の刑事
著者:小路幸也
価格:1,680円(税込、送料込)
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花咲小路一丁目の聖人、の続編。
淳ちゃんといわれる僕は刑事に配属され、花咲小路の自宅から通うことになった。じいちゃんとばあちゃんと一緒に住むことになる。
ひさびさに行った実家の前で女性がギターをひいていた。ミケさんというその女性はじいちゃんたちと仲良しだという。

僕は非番になるとだいたいばあちゃんに近所のことについて相談を受ける。猫が食事をたべないとかいろいろと。
僕はその事件(?)をいろいろ聴き込んで解決していく。
近所の電気屋に情報が集まっていたり、また小学生たちが噂を知っていたり。
それに、有名な英国紳士もいる。
ミケさんもときどき登場する。


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2014年01月04日

坂井希久子 ヒーローインタビュー (1/2014) ☆☆☆☆1/2



多くの書評で絶賛されている本。

阪神の無名選手「仁藤全」について書いている。
架空なのかモデルがいるのかはよくわからない。(調べればわかるかもしれないがそれも野暮だろう。)

ちょっと変わった手法なのは、「ヒーローインタビュー」というタイトルなのに、仁藤のヒーローインタビューは出てこないことだ。というより、仁藤本人は登場しない。あくまで仁藤を知る人たちに対してのインタビューを重ねることにより、仁藤全という人間を浮き出させている。

仁藤の高校の同級生や、行きつけの床屋の女性、阪神のスカウトなど、いろいろな人間が彼について語る。
仁藤は阪神ではあまり活躍しなかった。そしてすぐに引退してしまったのだ。

小説の冒頭にこうある。
「ピンボールのように一軍と二軍を行ったり来たり。むしろ「二軍の帝王」と渾名されるほど、一軍では見どころのない選手だった。
間違っても伝記が書かれるような選手ではない。だから彼のことはあまり語られない。
だが彼について語るところのある者にとって、彼はまぎれもなく英雄(ヒーロー)だった。続きを読む
タグ:坂井希久子
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2013年11月17日

柴田よしき クロス・ファイヤー (11/2013) ☆☆☆☆



柴田よしきの描く、女性プロ野球選手の話だ。
その時代、すでにNPB(日本プロ野球協会)では女性の参加が認められていた。
栞はそのうちの一人。女性にしては手の高いピッチャーだ。外見はさしてよくない。
美形の転載野球少女の麻由と二人でチームの人寄せパンダになっている。

栞は努力タイプ。だが花はない。そしてアイドルのような麻由とはかなり違う。
付き合っている男がいる。麻由には「セフレ」と言っているが実際は好きな男だ。

そして…二軍の野球選手なのだ。

いろいろな悩みやエピソードをつなぎながらストーリーは進む。
そしてある日新しいコーチに告げられたのは…


お勧め度:☆☆☆☆ 続編も期待です。
タグ:柴田よしき
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2013年10月06日

小路幸也 コーヒーブルース (10/2013)

【送料無料】コーヒーブルース [ 小路幸也 ]

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価格:1,575円(税込、送料込)



僕は古い家を改装してそこで喫茶店をやっている。
彼女はいない。昔の彼女とは悲しい別れ方をした。

僕のまわりの人たちはみんな思いやりがあって優しく楽しい。刑事までいる。

そんなとき近所の女の子が、おねえちゃんを探して欲しい、と頼んできた。僕が以前猫を探すのを手伝った話を聞いたらしい。
おねえちゃん、というのは中学生の女の子だ。家出したのか、それとも…。

一方、僕のところにあるニュースが飛び込んできた。橋爪が刑務所を出た、と。
彼は昔とんでもないことをした。僕は彼を許すつもりはないし、彼女の父親もだ。

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タグ:小路幸也
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