2013年08月24日

荻原浩 幸せになる百通りの方法 ☆☆☆☆



登場人物が少しずつつながっている短篇集。

表題作。
ビジネスで成功するための成功本をたくさん読んでいる英雄。それが当たり前だと思っていた。
だがそれでなかなかうまくいかない。

そんな時、ある女の子に出会った。彼女は街でギターを弾いていた。
なぜか彼女を自分の部屋に泊めることになった英雄。

彼女は、英雄の本を見て言う。
「誰もが成功する秘訣なんて、そんなものほんとにあったら、人に教えるわけなかろ。第一、こいつ、誰?」

「世の中のたいていのことってさ、YesかNoかでなんか答えられないんだよ。すべてが、ま、ね、だ」

そんなちふゆにあって、彼の人生は大きく変化しはじめる…

おすすめ度;☆☆☆☆ ほんわかする話も、ちょっと胸の痛くなる話もならんでいます。
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2013年08月11日

池井戸潤 民王 (8/2013) ☆☆☆☆1/2

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「半沢直樹」で急に話題になった池井戸潤の作品。

予想以上に面白かった。

いろいろなしがらみや闇に染まった総理大臣と、遊んでばかりのドラ息子。
なぜかその人格が入れ替わってしまう。
それにより起きるドタバタ劇。

漢字が読めない首相、というのは実は人格が息子と入れ替わっていたのだ!
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ラベル:池井戸潤
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2013年06月29日

伊坂幸太郎 ガソリン生活(6/2013) ☆☆☆☆1/2

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相変わらず安定の伊坂幸太郎。

今回はちょっと変わった設定だ。
主人公というか、語り手は車なのだ。緑のデミオ。
だからこそタイトルが「ガソリン生活」

デミオの目を通して、持ち主一家に起きている事件の謎を見ていくことになる。

そうはいってももちろんそこは伊坂幸太郎。
すべての伏線がどんどん混じり合って最後にはパズルがしっかりはまる。
そこの構成はゆるぎない。
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ラベル:伊坂幸太郎
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2013年06月15日

キケン 有川浩 (6/2013) ☆☆☆☆

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軽いタッチの有川浩の作品。
「キケン」とは、電気工科大学の「機械制御研究部」のことだ。
この部は、ちょっと変わった部だ。
入部希望者を選ぶのだ。なぜか…それは先輩たちがかなり変わった人たちだから。

そして入部希望者たちを待っていたのは、爆発という手荒い歓迎であった…
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ラベル:有川浩
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2013年06月01日

石田衣良 PRIDE 池袋ウェストゲートパーク X (5/2013) ☆☆☆☆

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おなじみIWGPの10巻目。
ちょっと読むのをご無沙汰していた。
出てからもう2年以上経過したことになる、文庫化までされてしまった。

登場するのはおなじみのメンバー。
IT企業の社長からマコトに相談があった。携帯を盗まれてその中身の件で脅されている、ということだった。
マコトはGボーイズとともにその対応を考えて実行に移すが…

こんな感じで相変わらずマコトが活躍する。
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2013年05月18日

石持浅海 フライ・バイ・ワイヤ (5/2013) ☆☆☆☆

フライ・バイ・ワイヤ

フライ・バイ・ワイヤ
著者:石持浅海
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石持浅海がよく用いる、近未来のSF的な作品だ。
無線によるいろいろな技術が実用化された時代。

電力にしても太陽光発電で無線で電気が送られるために非常に安価なエネルギーに変わっている。
飛行機も無線で操縦できる(フライ・バイ・ワイヤ)。そんな時代の話だ。

高校生の僕のクラスに、転校生がやってきた。
ただの転校生ではない。ロボットなのだ。

ロボットの少女、というのも不思議だが、そのロボットは同年の少女が遠隔で操縦しているという。
実験のためにロボットがクラスメートになるということだ。
そのロボットはあくまで遠隔操作されている。コミュニケーションに一瞬のラグがあるが慣れればなんということはない。

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ラベル:石持浅海
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2013年04月21日

大沢在昌 冬芽の人 (4/2013) ☆☆☆☆

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冬芽の人
冬芽の人大沢 在昌

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元刑事のしずりは、いまは静かにOLとして暮らしていた。
地味な生活。まわりのOLからの噂話も気にとめない。
既婚の上司がちょっと言い寄ってきても動かない。

しずりは、ある人の墓参りで声をかけられた。
死んだ元上司の息子だった。
元上司の前妻の息子。

元上司、前田はしずりとともに捜査に向い、犯人と格闘して結局死んだ。
しかも犯人は逃走途中でトラックにはねられて死んだ。

しずりは、前田、前田の家族、犯人、トラックではねた運転手など、皆の人生を狂わせてしまったのだ。続きを読む
ラベル:大沢在昌
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2013年04月06日

伊坂幸太郎 残り全部バケーション (4/2013) ☆☆☆☆



残り全部バケーション
残り全部バケーション伊坂 幸太郎

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伊坂幸太郎の作品。

ある家族が解散することになった。
夫婦と娘。だが離婚し、別居することになる。その最後の日に、父の携帯にメールが来る。知らない相手だ。相手は言う。「友達になろうよ」と。
そのメールに対し、父は返答した。その結果、なぜか、今日解散するはずの一家は、知らない男性と一緒にドライブすることになった。

岡田は溝口とともに当たり屋のようなことをやっていた。高級車を後ろに走らせて、サイドブレーキを引く。それで先方に追突させて、脅迫するというものだ。
だが岡田はその仕事が嫌で、辞めたくなった。それを溝口に言うと、彼は答えた。メールで友達を作れと。もしいい返事がもらえたら足を洗える。

そして一家と岡田は顔を合わせた…
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ラベル:伊坂幸太郎
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2013年02月10日

朝倉かすみ ロコモーション (2/2013)



ロコモーション
ロコモーション朝倉 かすみ

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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
小さなまちで、男の目を引くからだを持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。静かな生活を送りたくて大きなまちに引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。しかし、親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が彼女の心の殻を壊していくー。読む者の心をからめとる、あやうくて繊細でどこか気になる一人の女性の物語。『田村はまだか』に続く珠玉の一冊がついに文庫化。

読了。以上。
ラベル:朝倉かすみ
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2013年01月19日

朝井リョウ 何者 (1/2013) ☆☆☆☆

何者
何者朝井 リョウ

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今回の直木賞受賞作品となった。

就職活動をはじめた学生たちが、協力したり情報交換したり、その裏ではお互いを出し抜こうとしたり。
それらの動きが、普通の会話や地の文以外に、ツイッターでのツイートが記されたりする。

「就活って、トランプでいうダウトみたいなもんじゃねえの。一を百だって言う分には、ばれなけりゃオッケー。ダウトのとき、1をキングだって言うみたいにな。でも、裏返されてそれが1だってバレれば終わりだし、カードがなければ戦いに参加することもできない。つまり、面接でもゼロを百というのはダメ。それはバレる。」

というような会話があるかと思えば

RICA KOBAYAKAWA @rika_0927 1時間前
今日もキャリアセンターでES見てもらってから面接の練習。色んな人からアドバイスもらえて、ヤル気アップ!このあとは瑞月たちと集まって就活会議。仲間がいるって心強い!続きを読む
ラベル:朝井リョウ
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新井素子 銀婚式物語 (1/2013) ☆☆☆☆

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銀婚式物語
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懐かしい登場人物だ。
原陽子(その後結婚して大島に名前が変わったのだが)は作家。
つきあっている真彦くんと結婚する。結婚までのドタバタを記す「結婚物語」そして新婚生活を描く「新婚物語」。
当時、角川の「野性時代」に連載されていて、リアルタイムで読んでいた。そしていきなり文庫になり、それらも買い求めた。
だがそれは80年代のこと。

そして時は流れた。
結婚した二人は、ついに銀婚式を迎えたのだ。
結婚25年ということになる。

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ラベル:新井素子
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有吉玉青 南下せよと彼女は言う (1/2013) ☆☆☆☆

南下せよと彼女は言う: 旅先の七つの物語
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海外旅行先での人々の物語。

最初の行き先はアムステルダム。
高校の同級生の三人組の男たち。
大学を出て社会人になって2年目のGWに、海外旅行することとなり、智也の両親が住んでいるアムステルダムにやってきた。
レンブラントの絵をみたり、街を歩いたり。
それぞれが自分の彼女のことを思い出した。そして…

ルツェルンに夫婦がツアーで降り立った。二人共昔ここに来ている。
だが、そのときはまだ夫婦ではなかった。男性には妻がいたからだ…

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ラベル:有吉玉青
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池上永一 統ばる島 (1/2013) ☆☆☆☆

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統ばる島
統ばる島池上永一

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沖縄、八重山諸島の各島にまつわる短編が連なる形。
竹富島で神託が降り、中学生の男女がそれぞれ困難を極める伝統の舞踊を奉納する。
それぞれ途方にくれていたが、ある事件がふたりを変えた…

波照間島の女性が、幻の楽園、パイパティローマに流れ着く。そこでこの世の幸せを体験するが、帰らなければならない…

新城島(パナリ) の漁師が、島の命運を賭けてザン(ジュゴン)を獲りに出る。ザンを捕まえなければ島が滅んでしまうのだ。 だが、彼の出会ったザンは美しい女性だった…


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ラベル:池上永一
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2012年12月02日

石持浅海 彼女が追ってくる (12/2012) ☆☆☆☆

彼女が追ってくる

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著者:石持浅海
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彼女が追ってくる (碓氷優佳シリーズ)
彼女が追ってくる (碓氷優佳シリーズ)石持浅海

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アマゾンにはこう出ていた。(碓氷優佳シリーズ)、と。
タイトルには出ていない。
出ていたら、手に取らなかったかもしれない。

なぜか。石持浅海も、碓氷優佳も嫌いだからだ。

読んでいて、途中で碓氷優佳が出てきた。
その途端、嫌な気持ちになった。
どうせこいつは偉そうに犯人を追い詰めたあげく罪を問わずに別の形で相手を傷つけるのだろう、と。

先入観、偏見ではある。だがそう思わなければやっていられないくらい、この女は嫌な奴なのだ。

と、ここまでボロカスにかかれる登場人物も珍しいだろう。ついでに作者も。
石持浅海の本はずいぶん読んでいる。そして時々「石持浅海は嫌いだ」と公言する。
その割にまた読む。その繰り返しだ。

いや本当は好きなのかもしれない、と前回も書いた。
読んだ石持浅海の作品 http://tinyurl.com/7f6nm9c

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ラベル:石持浅海
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2012年10月20日

池上永一 唄う都は雨のち晴れ (10/2012) ☆☆☆☆

トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ
トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ池上 永一

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「トロイメライ」の続編であり、また名作「テンペスト」の外伝でもある。

筑佐事の武太は、今日も街をめぐる。
そして事件に出くわす。
下っ端役人なのに情に厚い武太は、すぐに命令よりも現実を重んじてしまう。


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ラベル:池上永一
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2012年10月14日

石持浅海 ブック・ジャングル (9/2012) ☆☆☆1/2

ブック・ジャングル
ブック・ジャングル石持 浅海

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石持浅海だ。
毎回石持浅海についでどう思うか、ということを書いているがとりあえず内容の紹介から。

沖野と秋元は大学の友人だが、今回地元の図書館が閉館することになったと聞いて、本を搬出する前に中を見よう、と忍び込むことにした。

一方、三人の女の子達も侵入していた。
一人が、廃棄されるはずの本を取りに来ていたのだ。

二つのグループが、深夜の図書館の中で出くわした。
これだけならただの笑い話ですむのだが、

突然、そこにラジコンヘリが飛んできた。
このへりは悪意を持っていた。
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ラベル:石持浅海
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五十嵐貴久 ぼくたちのアリウープ (9/2012) ☆☆☆☆

ぼくたちのアリウープ
ぼくたちのアリウープ五十嵐 貴久

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ご存知、五十嵐貴久先生の作品。
今回の舞台は高校だ。

ぼく、ジュンペーは名門高校に奇跡的に入学した。高校でやりたいことはバスケット。
バスケ部に入りたいからこの高校に来た。ところが、高校バスケ部はなんと不祥事で対外試合停止だという。

バスケができない…でも自分たちだけでもバスケがしたい!
そう思い、入部希望の一年生たちと集まって二年のところへ行くと、なんと彼らは「一年生は要らない」という。信頼していた上の学年の不祥事で自分たちは対外試合ができなくなった。
だからもう誰も信頼しない、というのだ。

ぼくたちはバスケがしたい。でも二年生が入部を認めてくれない。
そこでぼくたちは二年生に申し入れをした。 一年対二年で試合をやり、一年生が勝ったら認めて欲しいと。

そこから、ぼくたちの苦悩と楽しみが始まった。
実は、バスケ部志望者のうち、何人かはすでにほかの部活に入ってしまったのだ!
メンバー集めからやらなければならない。続きを読む
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2012年10月07日

阿川 大樹 インバウンド (9/2012) ☆☆☆☆1/2

インバウンド

インバウンド
著者:阿川大樹
価格:1,365円(税込、送料込)
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インバウンド
インバウンド阿川 大樹

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この作者のものならば面白いこと間違いない!と思って読み始めた。
当然、予想を違えることはない。

場所は沖縄。コザ。
私、リーミー(理美、さとみ)は東京でのOL生活に疲れ、沖縄に帰ってきた。
自宅には戻ったことを告げず、ゲストハウスに滞在しながら就職先を探す。

そして食堂のおばちゃんに「コールセンターだけはやめたほうがいいよ」と言われながらも、結局コールセンターに就職する。

実は沖縄にはコールセンターが多い。各種の補助金があったり、若い労働力がそろっていたりするためだ。
リーミーの就職先は、どこかの会社のコールセンターではなく、外部の会社のコールセンター部門を請け負う会社だった。

そこでリーミーはコールセンターの基礎を学ぶ。仕事の話、セキュリティの話とか、知らない人にはとても新鮮な話だ。 「毎日毎日、みなさんがお仕事で接していく何百人もの相手に真心を持つことはそもそもできません。いいですか、不可能なんです。だからといって、いい加減な態度でいい、ということではありません。全然違います。逆です。真心の代わりに完璧な技術で、お客様に対応してください。」




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ラベル:阿川 大樹
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2012年09月23日

伊坂幸太郎 夜の国のクーパー (9/2012) ☆☆☆☆1/2


夜の国のクーパー
夜の国のクーパー伊坂 幸太郎

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伊坂幸太郎の小説はいつも凄い。
うまく伏線を貼っているし、パズルがうまくはまっていく。

この本でもそうだ。
猫が人間と話す。
その荒唐無稽かつ使い古されたストーリーを、うまく描き出している。

ぼくは現代からなぜかこの世界に飛んできて、気づいたら縛られていた。そして猫が自分に語りかけている。奇妙なことだ。
そして猫は自分の経験を語り始める…。





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ラベル:伊坂幸太郎
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井上荒野 もう二度と食べたくないあまいもの (9.2012) ☆☆☆☆


もう二度と食べたくないあまいもの
もう二度と食べたくないあまいもの井上荒野

祥伝社 2010-04-10
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井上荒野の短篇集。
二十代、三十代くらいの女性の心の動きと行動を淡々と描き出している。
「淡々と」これがキーワードだろう。

浮気する主婦。離婚した女性。
夫が浮気していると信じている女から妙に責められる男、など。

それぞれが問題に出会うのだが、だいたいが淡々としている。
世の中のスタンダードではきっと事件であろうことがあっても、登場人物は淡々としている。
感情の起伏があまり激しくないからなのかもしれない。

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ラベル:井上荒野
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