2008年05月07日

吉田修一 悪人 (4/2008) ☆☆☆☆


悪人

著者: 吉田修一
出版社: 朝日新聞出版
サイズ: 単行本
ページ数: 420p
発行年月: 2007年04月
ISBN:9784022502728
本体価格 1,800円 (税込 1,890 円) 送料別

本屋大賞ノミネート作品。

悪人とは何だろうか?
悪をなすもの。
ではその悪とは何か?
人を傷つけること。殺すこと。それは悪だろう。
では人の精神を傷つけることはどうだろう。
それから、一生懸命生きていることを馬鹿にすることは?
不器用に生きていることを利用することは?

女性が殺害された。殺したのは、出会いサイトで知り合った相手のようだ。
その彼と出会ったもう一人の女。
そして、もっと前に出会っていればただの男女だったのに、犯罪者と普通人になってしまった。そしてその二人は、逃避行を始める。

その一方、家族は悩む。なぜこんなことが起きたのか、と。
本当の悪人とは何なのだろうか? みなが悩み続ける。

結末は少し意外かもしれないし、人生はこういうものなのかもしれない、と思わせる。

犯罪者が悪人とは限らないし、犯罪者でない人間が善人とも限らない。そんな世の中の綾を、作者はみごとに描いている。

お勧め度:☆☆☆☆ 二人の逃避行は必然だったのでしょうか?それとも気の迷い?


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posted by 濫読ひで at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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