2008年04月20日

清涼院流水 Love logic 蜜と罰 (4/2008) ☆☆☆☆


Love logic
蜜と罰

著者: 清涼院流水
出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ
サイズ: 単行本
ページ数: 256p
発行年月: 2007年04月
ISBN:9784048737630
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料別
Love logic

恋愛推理小説かと思ったら…
じつは、これはゲームブックだった。

ゲームブックとは、途中で選択肢があり、その指示にしたがってページを繰ると、そこに次の選択肢がある、というパターンだ。作者本人はむしろ小説だと思っているかもしれない。


そして結末が変わっていく、というものだ。

ただ、この本の場合、マルチエンディングではなく、途中で誤った結末になると、また戻るように出来ている。そして最終的にはストーリーの結末にたどり着くようになっている。

出会い系に登録した男女10人が一つのログハウスに集められる。そしてそこで人々は理想の相手が出てくることを期待している。

理想の相手に出会う、というのはその通りだ。だがそれだけではなかった。理想の相手は告げられず、自分たちで探さなければならない。そして、間違った相手を選んでしまったら…死が待っている。

こういう設定で、皆一生懸命相手について推論することになる。
途中の論理にやや強引なところがあり、本当に「理想の相手」なのかどうかはちょっとわからない部分が残ってしまう。

また、結末がちょっとあっけない。もっといろいろあってしかるべきだったのではないだろうか。もちろん結末は一つでもよい。ただ、その展開をもっと見せてほしかった。

あと、英語的には"Bad End"というのはちょっと変かもしれない。
むしろ "Wrong" のほうがいいのではないだろうか。また、EndではなくてOutcome, result かもしれない。もちろんそれが作品の質を変えるものではないのだが。

お勧め度:☆☆☆☆ 面白い趣向ではありますが…

あと、昔のいしかわじゅんの「手軽にできる絶体絶命」を思い出しました。
え…その本、アマゾンで4780円で出てる…売らなきゃよかった(笑)



Love logic

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posted by 濫読ひで at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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