2008年04月12日

横田順彌 押川春浪回想譚 (4/2008) ☆☆☆☆1/2


押川春浪回想譚

ふしぎ文学館
著者: 横田順彌
出版社: 出版芸術社
サイズ: 単行本
ページ数: 252p
発行年月: 2007年05月
ISBN:9784882933229
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 送料別
押川春浪回想譚

押川春浪といえば、明治時代の快男児で、SF作家(冒険小説作家というべきか)でもある。
そして押川春浪といえばヨコジュンでもある。

いまとなっては、横田順彌という人を知らない人も増えているのかもしれない。
彼は「ハチャハチャSF」の元祖であり、また「古典SF」の研究者、そして明治時代を舞台にした冒険小説の作家でもある。
「快男児 押川春浪」で彼はSF大賞も受賞しているのだ。
(会津さんとの共著) 他にも「火星人類の逆襲」なども出ている。

さてこの本は、押川春浪を主人公にして、語り手・ワトスン役を新米科学小説家の鵜沢龍岳が務める短編小説集だ。

話の内容は、どちらかというと「怪奇譚」というのがふさわしいだろう。SFといってもいいが、超常現象が多い。

登場人物にも、ヨコジュンワールドではおなじみの吉岡将軍や、同時代の作家の巌谷小波などが出てきて、そのあたりもたのしめる。

最後のほうは、春浪が晩年酒びたりになっている様子も描き出していて、楽しいながらもちょっと切なさも感じさせている。

なお、巻末には「著作リスト」が付いている。
最初のほうはほぼ全部読んでいるが、最近の作品はあまり読んでいない、ということがわかり、少しさみしかった。出ていることを知らなかったのだ…
「スロッピイ号」以降は古本探偵くらいしか読んでいない。

そのうち見つけたら、手にとることにしようか。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 SFが好きな人、怪奇小説、明治時代が好きな人にお勧めです。



押川春浪回想譚

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posted by 濫読ひで at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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