2008年04月06日

吉田悟美 ケータイ小説がウケる理由 (3/2008) ☆☆☆☆


ケータイ小説がウケる理由
マイコミ新書
著者: 吉田悟美一
出版社: 毎日コミュニケーションズ
サイズ: 新書
ページ数: 223p
発行年月: 2008年02月
ISBN:9784839926601
本体価格 780円 (税込 819 円) 送料別

ケータイ小説がウケる理由

ベストセラー上位にはケータイ小説が多い。
ケータイで見られるものなのに。
若い人たちはそれほどお金がないのに、ただで見られるものになぜ金を払って買うのか? 
そんな疑問に答えようとしている本だ。

作者は、ケータイ小説は「心」で読む、ということを何度も書いている。 読み手は「心」で読む。そして共感するのだと。

一方、ケータイ小説を作るほうは、やはり伝えたい「思い」があり、それをケータイ小説という形で伝えている、ということだ。

作者はいう。ケータイ小説はケータイ小説であって、既存の小説とは違うものだと。だからケータイ小説は「読書」ではない。

ケータイ小説の叙述は、通常の小説からは考えられないほど単純だ。だが、ケータイの画面で見る限りにおいては、そのほうが望ましいのだ。 

今、多くの作者がすでにケータイで小説を打ち込んでいるらしい。
そんなのが可能か?というと実際そういう作者が増えているようだ。パソコン派ももちろん多いのだが。

ケータイというのが当初の「携帯電話」ではなく、コミュニケーション・創造のツールとして使われてきている現在、ケータイ小説も、作者と読者が双方向で作り上げるものになってきているという。
いわゆる「共創」のプロダクトということになる。

ケータイ小説は次世代マーケティングだ。 いまケータイに慣れ親しんでいる中高生は今後確実に大人の消費者として消費の中枢を担っていくことになる。

彼らに受ける方法を知ることは、将来の消費者の選好を知ることでもある。

レンガのような「携帯電話」からいまのようなケータイにかわることを、20年前に予測した人はそれほどいないだろう。 
それほど新しいマーケットなのだ。

ケータイ小説、そしてケータイをツールとする文化は今後ますます広がっていくのだろうという感じを強く持った。

お勧め度:☆☆☆☆ ケータイは「携帯電話」ではなくなっています。





ケータイ小説がウケる理由

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ラベル:吉田悟美
posted by 濫読ひで at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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