2008年03月15日

角田光代 八日目の蝉 (3/2008) ☆☆☆☆1/2


八日目の蝉
著者: 角田光代
出版社: 中央公論新社
サイズ: 単行本
ページ数: 346p
発行年月: 2007年03月
ISBN:9784120038167
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料別
八日目の蝉

本屋大賞ノミネート作品。

希和子は、ある家に入り込んだ。その中には女の赤ん坊が一人で寝ている。希和子はその子を一目みて帰るつもりだった。 そして、その赤ん坊を抱いてみた。 やわらかかった。あたたかかった、つぶれそうにやわらかいのに、何か、決してうぶれないごつりとしたかたさがあった。

そして…希和子はその赤ん坊を連れ出し、薫と名づけた。
それから薫を連れた希和子の逃避行がはじまる。

蝉は7日で死んでしまう。
だが、8日目まで生き残った蝉はどう思うのか。
回りにはもう誰もいない。
そんなときどう思うのか…

そして希和子は、ある集団の中で生活を始めることになった。

第二章は、成長した薫の視点から描かれる。
因果はめぐるのかもしれない。
薫にも大きな事件が起こってくる。
そう、希和子とは血のつながりはないはずなのに…

苦難のなかにも希望にみちたエンディング。
非常に抑制のきいたエンディングのエピソードもよくできている。


この物語には、男性はあまり出てこない。あくまでわき役であり、メーンになるのはあくまで女性たちだ。

8日目まで生き残った蝉のような女性たちなのかもしれない。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 八日目まで生き残った蝉は幸せだと思いますか?


八日目の蝉

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タグ:角田光代
posted by 濫読ひで at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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