2008年03月15日

諸田 玲子 日月めぐる (3/2008) ☆☆☆☆☆



日月めぐる

著者: 諸田玲子
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 265p
発行年月: 2008年02月
ISBN:9784062146135
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料別

日月めぐる

時代小説の短編連作集。
駿河の小島藩というところに興津川がある。そこの渦は美しく、ひきこまれそうになってしまう。

その渦を眺めながら、多くの人々が物を考えたり話したりしている。
そんな人たちの数奇な運命を語る連作集となっている。

最初の「渦」という作品では、隠居と息子の縁談を前にした甲右衛門という侍が、昔起こったことを思い出した。そして彼は息子の縁談を決める前に、天目彦太夫という侍に確認したいことがあった…

彦太夫が別の話に出てきたり、という感じに連作がなされている。

だがここのテーマは時代劇とはあまり関係ないだろう。
むしろ男女の愛とか、生きていく際の信義とか、そんなテーマであり、舞台を変えれば現代でも通用しそうな物が多い。

普遍的だからこそ、強いのかもしれない。

お勧め度:☆☆☆☆☆ 素敵な作品です。時代劇の恋愛小説風のところもあります。
タグ:諸田 玲子
posted by 濫読ひで at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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