2008年03月15日

米澤穂信 インシテミル (3/2008) ☆☆☆☆


インシテミル

著者: 米澤穂信
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 447p
発行年月: 2007年08月
ISBN:9784163246901
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料別

インシテミル

米澤穂信の作品。
最近彼もいろいろな方向に手を出している。必ずしも成功しているとは限らないのだが。

今回の作品の冒頭にこうある。「警告  この先では、不穏当かつ非倫理的な出来事が発生し得ます。それでも良いという方のみ、この先にお進みください。」

そしてストーリーは始まる。「モニターの一人は、雑誌の隅に求人を見つけた。常識外の条件を読んで、その人物は、募集自体が何かのミスだと考えた。しかし数日後、ふと思いつく。もしも、ミスでないとしたら。あるいは、自分の才覚を示す、一世一代の大舞台になるかもしれない。
その人物は、波乱を期待して応募した。

この「求人」は非常に変わったものだった。
時給一一二〇百円。 そして、それに応募して12人が集まった。

その12人は「暗鬼館」というところに着いた。
それぞれが部屋を与えられ、今回のアルバイト、そして「ボーナス」について説明を受けた。その日から、それぞれの人生は変わってしまった…

ちょっとホラーチックな推理小説だ、というのが一応の説明だろう。インモラルかもしれない。

米澤穂信の最近の作風として、何か冷たい、というか人間味のない設定があったり、そんな風味をかもし出す感じがある。たとえ「春季限定」であっても、ちょっと極端かな、というような部分がちりばめられているのだ。

ストーリーとしては途中からいろいろな作品へのオマージュということがわかる。
意外に福本伸行の「カイジ」あたりも髣髴とさせる。

面白いが、何か足らないような気がした。

お勧め度;☆☆☆☆ クローズドサークルで何が起こるか…やはり予想通りでしょうね。



インシテミル

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タグ:米澤穂信
posted by 濫読ひで at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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