メフェナーボウンのつどう道
著者: 古処誠二
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 345p
発行年月: 2008年01月
ISBN:9784163266206
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料別
メフェナーボウンのつどう道
第二次大戦中のビルマ。
戦況が悪化するなか、ラングーンの病院は閉鎖になり、同じビルマのモールメンへと撤退することになった。
大きな転進だ。
日赤の看護婦たちも、患者たちと一緒に転進する。
ビルマの「靖国街道」を。
英軍が攻めてくる中、人々は逃げていく。
病院の看護婦のなかに婦長の静子、そして若い美津がいた。
あと、ビルマ人の看護婦(通常ビルカン)のマイチャンも。
マイチャンは故郷に帰り、静子たちは転進した。
ところが、途中で美津が居なくなった。
静子は美津を探しだす。すると意外なことがわかった…
そして再開した皆でモールメンへと向かっていく。
日本人には二面性があるという。
人々は表裏の二つの心をもつ、お面(メフェナーボウン)をかぶっているのだ、とマイチャンは言ったのだ。
そのお面をかぶった日本人たちが、皆で転進していく。
はたして目的地まで辿りつくことができるか?そしてそこで見たものは…
恐怖に満ちた珍道中、というのが正しい表現かもしれない。
なかなか面白い。また、よく取材しているという感じを受ける。
ビルマの戦場の小説は当然「ビルマの竪琴」が有名だが、本作品も、それを意識しているのかもしれない。ただし主人公は軍人ではない。 看護婦だ。
心を鬼にして行うことが、それぞれにたくさんある。
それらは、戦場という場所では必要なことなのだろう。
お勧め度:☆☆☆☆ マイチャンのような人たちばかりの国なら、どんなによいでしょうか。
メフェナーボウンのつどう道
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