2008年02月11日

井上荒野 学園のパーシモン (2/2008) ☆☆☆☆ 


学園のパーシモン
著者: 井上荒野
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 237p
発行年月: 2007年01月
ISBN:9784163252704
本体価格 1,590円 (税込 1,669 円) 送料別

学園のパーシモン

この作品を読み進めていくと、奇妙な感じにとらわれる。
いったいこの作品はなんだろうか? 学園小説? 推理小説? 恋愛小説?
それともホラーか?
不思議な感じで話が進んでいく。

章ごとに、視点が変わる。登場人物がそれぞれの立場から語っている。
それは特に気にならない。それぞれの状況がわかっていくから。

ストーリーは淡々と進むが、事件も起こる。赤い手紙が配達され、また千羽鶴
が飾られる。学園の理事長先生が死の床についている、ということがひとつの
キーになっていく。

また、学園のパーシモンとは何か、も明らかになる。


ストーリーの中で、恭のキャラクターがぶれている。最初は格好いいイケメン
のイメージだったが、だんだんと変わっていってしまう。
それは意外、というかちょっと不思議だ。そんな形にする必要があったのだろ
うか?

だが、やはり一番不思議なのは、全体のストーリーだ。いったい何が題材だっ
たのだろうか。推理小説とは言いがたいし、学園小説というのもちょっと違う
ような気がする。 作者の意図が結局わからなかった。

お勧め度:☆☆☆☆ 事件があるような、無いような。推理小説ではありませ
ん。
学園のパーシモン

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タグ:井上荒野
posted by 濫読ひで at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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