2007年12月18日

玄月  眷族 (12/2007)  


眷族
著者: 玄月
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 341p
発行年月: 2007年11月
ISBN:9784062143684
本体価格 1,800円 (税込 1,890 円) 送料別
眷族

不思議な小説だ。
主人公が存在しない。
しいていえば、もはやこの世に存在していない、眷族の創始者であるトメという女性になるのだろうか?

眷族、つまり血でつながった一族の物語だ。
済州島からわたってきた一族が、日本で大きくなっていく。

その中心はトメ、および彼女が信頼を寄せる「盛岡のおばちゃん」だ。後者は占い師としてトメを支えてきた。

この眷族は女系家族だ。女性のネットワークで成り立っている。

主人公がない、というのがなぜかというと、語り手、視点がどんどん変わっていくからだ。そのときそのときでスポットを当てられた人間が語り手となる。時に狂言回しのような男性、北村が語ったり、あるいは13歳の少女、夏子が語ってみたり。

夏子と、現在の占い師、生駒のおばちゃんの間で何かがつながり、心の中で何かが見えるようなこともある。

すべては、眷族の存続と反映のためにある。


かなり野心的な構成だ。
もしかしたら大傑作。あるいはそうではないかもしれない。
私には評価できない。途方にくれて、レーティングなし。

お勧め度: 差し控え。 もしかすると世紀の大傑作?



眷族






ラベル:玄月
posted by 濫読ひで at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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