2007年11月27日

森見登美彦 有頂天家族 (11/2007) ☆☆☆☆☆


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有頂天家族
著者: 森見登美彦
出版社: 幻冬舎
サイズ: 単行本
ページ数: 357p
発行年月: 2007年09月
ISBN:9784344013841
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 送料別


素晴らしい。
まずはその一言から始めさせてもらおう。
主人公は京都の狸(三男、矢三郎)だ。父が狸汁にされてしまったのち、4兄弟で力をあわせて生きている。下鴨矢一郎から矢四郎。

矢三郎は、事情があり、天狗の赤玉先生の面倒を見ている。
彼はもと人間の天狗、弁天に思いを寄せている。そのほか、矢三郎の元婚約者の海星やその兄の金閣銀閣、母を救ってくれた人間の淀川教授など、いろいろなキャラクターが縦横無尽に活躍する。

父が狸汁にされた逸話や、次兄が蛙になってしまったこと。
弁天のすごさ、海星が兄弟に協力する理由など、いろいろな話がからみあって、一大ファンタジーを作り出している。

「夜は短し歩けよ乙女」でもそうだったが、この作家はファンタジーを作らせたら天下一品だ。

京都の町を歩きながら、彼は狸や天狗を見ているのかもしれない。

とくに最終章は圧巻だ。
「夜は短し歩けよ乙女」でもそうだったが、一気呵成にクライマックスにもっていくすごさ、そしてその場の幻想的な情景描写は素晴らしい。

ぜひ読んで、京都の夜の狸たちの饗宴を楽しんでほしいと思う。

お勧め度:☆☆☆☆☆ 満票。ぜひ読むべし! 直木賞がとれるかどうか?


ラベル:森見登美彦
posted by 濫読ひで at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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