2007年11月17日

大倉 崇裕 オチケン!(ミステリーYA!) (11/2007) ☆☆☆☆


オチケン!
ミステリーya!
著者: 大倉崇裕
出版社: 理論社
サイズ: 単行本
ページ数: 339p
発行年月: 2007年09月
ISBN:9784652086148
本体価格 1,300円 (税込 1,365 円) 送料別
楽天:オチケン!
アマゾン:オチケン!―Rakugo Club The Key to Solving Mysteries (ミステリーYA!)

ヤングアダルト向け落語ミステリー。
大学へ入学して早々、落語研究会(おちけん)に入部する羽目になった越智健一(おちけんいち)。部員はあと2人。落語をまったく知らない越智のところに、奇妙な事件が起き、その一方でサークル間の陰謀にも巻き込まれてしまう。

越智は落語で謎を解決し、かつ部を救うことができるだろうか?
というのがこの「落語ミステリー」である。

筒井康隆や横田順弥のように落語を題材にしたミステリーやSFは数多い。

この話は、落語がそれぞれトリックをとく鍵になっている。
ただし、片方はその原典を知らないと解けない話、もうひとつは落語である必然性のない話、となっている。それが惜しい。

もう少し落語の中身をトリックに使った話にしてほしかったと思う。

なお、後ろについている付録「落語ってミステリー?」は非常に秀逸な解説だ。
ここまで落語風ミステリ、SFに精通している作者なら、もっと書けるだろう、と思うのだ。

お勧め度:☆☆☆☆ 越智健一くんが落語研究会かあ。ありそうで怖いです。
タグ:大倉 崇裕
posted by 濫読ひで at 19:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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