使命と魂のリミット
著者: 東野圭吾
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本
ページ数: 376p
発行年月: 2006年12月
ISBN:9784103031710
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料別
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東野圭吾の作品。
夕紀は研修医だ。いまは心臓外科にいる。
指導教官の西園は、実は父の心臓病を執刀した。そして父は死んだ。
その一方、夕紀の母は西園と交際している。
もしかして西園は、意図的に父を殺したのではないか?
夕紀の疑惑は晴れない。
一方、同じ病院にいる看護師の望の恋人、譲治はなぜか病院のことを聞きたがった。そして病院の中に入り、手術室まで見てきた。
何が目的なのか…
そして事件は起こる。
東野圭吾の筆力はさえる。
その一方、今回はそれほどの社会の矛盾を抉り出すものにはなっていない。
もちろん譲治の動機や行動はそれの反映ではあるものの、不合理な結末を導いていくわけではない。
「さまよう刃」などのような非情な結末ではなく、より万人に受け入れやすいものに仕上がっている。
これを妥協とみるのかどうか。そこが東野圭吾のこの作品への評価につながるのだろう。
私自身は、この結末は納得のいくものであったと付け加えておく。
お勧め度:☆☆☆☆1/2 「使命」とは何か、考えさせられます。




