2007年11月03日

恩田陸 中庭の出来事 (10/2007) ☆☆☆☆


中庭の出来事

著者: 恩田陸
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本
ページ数: 382p
発行年月: 2006年11月
ISBN:9784103971078
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料別

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恩田陸の、演劇関係の小説。
面食らうのは、同じようなシーンが何度も出てくる、ということだ。
ほんの少しずつ違う。それはなぜか。読むうちに、だんだん理解できてくる。
劇中劇、というかメタ・フィクションのような形になっているのだ。
だが、それだけでは終わらない。

何重にも仕掛けられているこの構造は、結局何がどうなっているのか?と混乱させるようにできている。

こういう形をよしとするのであれば傑作、受け入れられないのであれば駄作、ということになるのだろう。

いずれにせよ演劇の描写はすぐれているし、女優の個性も非常によく出ている。

視点が変わり、語り手も変わる。
非常に把握が難しい作品だ。
だが、演劇(戯曲)として、また推理小説(犯人探し)としても十分楽しめる作品に仕上がっていると思う。

お勧め度:☆☆☆☆ たぶん評価は分かれます。

なお、これの初出がケータイ文庫と聞いて驚きました。
ケータイでこれを読んでちゃんと理解するのは不可能に近いと思えます。
ラベル:恩田陸
posted by 濫読ひで at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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