2007年10月07日

鳥飼 否宇 異界  (10/2007)☆☆☆☆

異界異界
鳥飼 否宇

角川書店 2007-07
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鳥飼否宇の作品。
時代は明治。南方熊楠が探偵となって、赤ん坊誘拐の謎を解く。

作者自身が動物学に詳しく、また離島にこもって自然観察をしていることもあり、自然への描写は微細にわたる。
その辺は以前の「昆虫探偵」などを髣髴とさせる。

荒俣宏ほどの碩学ではないにせよ、筆者は南方熊楠に対してかなりの親近感を覚えているはずだ。

謎解きそのものについては、意外だった。
ただ、ちょっとそれは描写が足らなくないか?という疑問もなしとしない。

また、最後のところの話で、それまで何もなかった「彼」がどうしてその時点でそういう行動をとったのか、というような説明がされていない。想像するしかないにせよ、もう少し人々の意見を聞きたかったと思う。

お勧め度:☆☆☆☆
ゲスト出演者にびっくりしました。 こんなところまで来ていたとは…(笑)
タグ:鳥飼 否宇
posted by 濫読ひで at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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