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楡周平の最新作。
舞台はアメリカと日本。主人公、柴山哲治はUCバークレーの学生だ。
父母は離婚し、父と一緒に住んでいる。父は、水素自動車に使うタンクの開発で特許をとった。会社は特許権の帰趨を決めるべく訴訟を起こした。そして一審、二審で父が勝ち、父は非常に大きな金額を手に入れることができるはずだった。そして訴訟は最高裁へ。
ところが、その時点で大きな事件が起こる。
哲治は、その事件の原因を探るべく、動き出した。
陰謀がうずまく中で、果たして彼は真相をつかむことができるだろうか?
タイトルがクレイジーボーイズ、とあるが、実際の最後の彼の行動は文字通りクレイジーというか荒唐無稽だ。
よりリアリティがある形にしたほうが、共感を呼べるのではないだろうか。
実際のところ、最後に明らかになった伏線についても、あまり感心出来るものではないと思う。 「え?何をいまさら」というのが正直な感想ではないだろうか。
ストーリーとしてはむしろ「陪審法廷」
http://hidebook.seesaa.net/article/53543988.html
のほうが面白くリアリティがあるのではないか、と思う。
ただ、さすがに楡周平だけあって、どうなるだろう?という期待をもって最後まで読み進めることができる。
楡ファンなら必読だろう。
お勧め度:☆☆☆☆
特許をめぐる世界企業の暗躍。ありそうな気も十分します。
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