2007年09月30日

白石 一文 もしも、私があなただったら (9/2007) ☆☆☆1/2

もしも、私があなただったらもしも、私があなただったら
白石 一文

光文社 2006-04-20
売り上げランキング : 128108

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


amazon:もしも、私があなただったら
楽天:もしも、私があなただったら

白石一文の小説。

会社を辞めて離婚し、博多でひとりで売れないバーを営む藤川のところに、突然元同僚の妻、神代美奈がやってきた。
前の会社は、いま倒産の危機にあるという。
そして彼女は藤川に、意外なことを告げた…
**

私はべつに女性にもてるわけではない(婉曲的な表現)。
だから(どういう意味だ?)、むやみに女性にもてる男性にはあまり好感がもてなかったりする…(笑)。

まあ、それは冗談としても、突然に、人妻が現れてあんな依頼をする、というのは考えにくいし、ななか共感ができない。

ストーリーとしては、そこの部分をクリアすれば、ありそうな恋愛小説ということになる。

「もしも私が、あなただったら、あのときにはああいう行動は取らなかっただろう、あるいはあのときにはこういうことをしていただろう。」

そう言うのは難しくない。ただ、実際にどう行動するのかは、そのときの状況でないとわからないのだ。あとから後悔することだってたくさんある。

今の私だったとしたら、あのときにあんな行動はとらなかっただろう、と言うことだってできる。


男女の関係にはいろいろなものがある。そして、ビジネスにもいろいろな形がある。

藤川が仕事をやめた理由。あるいは左遷された理由。ビジネスにはありがちなことだ。
藤川と神代は相容れない。そして、お互いに、相手が悪いと思っている。あとから状況を知った藤川にしても、自分があのときそれを伝えられていたらちがう行動をとったかもしれない、と思ったわけだから。

藤川が会社を辞めたのは必然かもしれない。第三者の目から見ると、実は悪いのは藤川だ、とも言える。

もちろん、そんな会社に居たっていいことはない、というのは神代の状況を見ればわかるのだが。


これは恋愛小説でビジネス小説ではない。 だからビジネスの記載が甘くてもそれほど問題はないだろう。

むしろ、恋愛のあり方がちょっとリアリティから離れていると思えるところに、私が共感できない理由があるのだ。

お勧め度:☆☆☆1/2 白石一文が好きな人にお勧めです。

ラベル:白石 一文
posted by 濫読ひで at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。