2007年08月25日

万城目 学 鹿男あをによし (8/2007) ☆☆☆☆☆

鹿男あをによし鹿男あをによし
万城目 学

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「鴨川ホルモー」で本屋大賞にもノミネートされた万城目 学の作品。実は「夜は短し歩けよ乙女」と同じときに直木賞にノミネートされている。ストーリーは「坊っちゃん」を下敷きにした感じの始まり方だ。

事情があって、東男(あずまおとこ)の「おれ」が奈良の女子高に臨時の教員として赴任した。
初日に遅刻してきた美少女は「奈良ではマイ鹿で通勤する」と言い、おれは、思わずそれを信じてしまう。

それから、もっと大きな問題がおきた。
実際に、鹿が話しかけてきたのだ。
鹿がしゃべる?そんな馬鹿な… ←意味わかる人は自己申告!
それだけではない。鹿は、彼に「運び番」 という重要な任務を与えた。

なんとかして「サンカク」を手に入れて、奈良に運ばないと、大変なことになってしまうのだ… 


「鴨川ホルモー」よりも話がこなれていて、面白い。
主人公の行動も悩みもしっかり描かれている。ちょっと女子高生に対する接しかたが妙に距離を置いているのはあれ?という部分もあるが、まあそんなものなのだろう。
脇役もいい味を出すキャラクターがそろっている。
マドンナも出てくるし、「赤シャツ」のかわりに「リチャード」が出てくる(笑)。

結末も、抑制のきいたいい形になっている。 


お勧め度:☆☆☆☆☆ 今後彼がどうするのか?それは鹿も知らないでしょう。読後感もさわやかでお勧めです。
タグ:万城目 学
posted by 濫読ひで at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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