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「チーム・バチスタの栄光」でデビューの海堂尊の三作目。
今回は田口医師はほぼ出てこない。代わりに、落第医大生の天馬大吉(すごい名前だ)が主人公として出てくる。
大吉は、事情があって桜宮病院にボランティアとして潜入することになった。
ところがそこでドジな看護師の姫宮の被害にあい、入院することになってしまった。
入院してインサイダーになった大吉は、病院の秘密、そして院長一家の秘密をさぐっていく。
そこに厚生労働省の役人、白鳥もからんでくる。
果たしてどんな秘密が隠されているのか?
ストーリーとしてはやはり荒唐無稽な部分が大きくなってしまっている。もちろんナイチンゲールの沈黙のような、あまりにありえないことはないのだが、個別のエピソードのディテールなどに、どうしても共感を覚えないのだ。
もちろんエンターテインメントにリアリティを求める必要はない。
面白ければいいのだから。
ただ、全体的に社会問題を提起するような本なのだから、ある程度リアルな部分を増やしてほしかったという気がする。
お勧め度:☆☆☆1/2 ちょっと残念です。でもまだこの作家の作品は読みたい。そこは不思議な感覚です。
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