2007年08月11日

乾 くるみ イニシエーション・ラブ (8/2007) ☆☆☆☆☆

イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)
乾 くるみ

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時は、「男女七人夏物語」が放映された後のころ。
場所は静岡。


「男女7人夏物語」をリアルタイムで見ていた年代には懐かしい、ちょっと切ない若者の恋物語。
こうして二人は出会い、恋におちた。
そして…

という月並みな解説だけでは言い表せない。なぜこの恋愛小説に違和感を持つのか? 切ないはずなのに、どこか腑に落ちない。
そう。そこが、レコードやカセットと、CDの違いなのだ。 再読必至の秀作。


これ以上は語る必要はないし、解説を読む必要はない。
先入観を持たずに読んで欲しい。


作者は静岡大学の数学科出身だという。
だから、静岡の学生の描写はまさにリアルだ。
たとえば、静岡の学生は、車を持っていなくても原付は持っている。「解説」にはちゃんと出ていないが、当時はやっていた原付、「ジョグ」が説明なしで出てくる。

地元を知っていれば、そんな舞台背景も味わえる。

お勧め度:☆☆☆☆☆ とにかく先入観なしで、真っ白な頭で読んでほしいです。
タグ:乾 くるみ
posted by 濫読ひで at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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