2007年08月05日

西條 奈加 烏金 (7/2007) ☆☆☆☆1/2

烏金烏金
西條 奈加

光文社 2007-07
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rakuten 烏金(からすがね)

「金春屋ゴメス」の作者の作品だが、これは純粋に江戸時代を舞台にした話だ。

おれは、下心を持って、金貸し婆のお吟のところに居候することになった。お吟は「烏金」という金を貸している。その日限りに返済することを前提としたようなカネだ。 つまり高利貸しということになる。
おれには相棒がいた。カラスの勘左だ。勘左は賢く、おれのことを助けてくれる。

おれは、お吟のところに転がり込むと、彼女の不良貸付先をあたることになった。侍やらなんやら、それぞれ手元不如意なのだ。 

人々の事情を聞き、それぞれをつなぎ合わせると返済が可能になる。
あるいは借り入れをまとめる。

いわゆる「ご利用は計画的に」状態の人たちを救っていることになる。

そのうち、幼馴染の女性、お妙の行方がわかってきた…


正統派の小説。
読んでいて小気味よい。結末も、まあハッピーエンドというべきだろう。 昔の講談や落語を彷彿とさせる。

「ゴメス」のような色物もいいが、こういう正統派もいいな、と思える。

お勧め度: ☆☆☆☆1/2 時代小説好きでなくても楽しめます。


ラベル:西條 奈加
posted by 濫読ひで at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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