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「花まんま」で直木賞を受賞した作家、朱川湊人のエッセイ集。
タイトルからして変だ。
「花まんま」は純文学に近い作品だろうと思っていた。
しかしその作者がこのタイトルか?読んでみると、これがじつに面白い。
実は作者は私と同じ学年だ。そのため、まったく同じ時間を共有しているといっていい。
彼が過去思ったようなことのいくつかは私も体験している。そのため、とても親近感がわく。
(まあこんなおじさんに親近感わかれても困るかもしれないが)
さてこのタイトルにしびれた。
超魔球?それのスッポ抜け?
いったい何を意味するのか。
作者の妄想のなかで、スポーツ漫画にでてくる「超魔球」がスッポぬけてしまったらどうなるのか?というのがあったそうだ。
なるほど。作者が考えたケースがおかしい。星飛雄馬が投げる球がこうだったら、侍ジャイアンツの番場蛮(といっても知らないだろうなあ、ほとんどの人は…)がテレビの最終回で投げた魔球(漫画の原作では、こういう魔球を卒業して「男の魔球」というハラキリシュートとかに変わっていくんだけど…ついでにえびぞりってのも原作にはなかったんじゃないかな?まあいいや)がスッポ抜けて二塁手の方向へ…
うーむ。
ツボにはまった。
もちろんちゃんとした(笑)ものも沢山書いているようだし、山の上ホテルでの缶詰、という由緒ある作家でないとできないようなこともやっている。
まあそれはさすが直木賞作家だといえるだろう。
…てなわけで。
この人の小説も、そのうち読んでみようかな、と思うのだったが私としては、それよりもこの人と一回飲んでみたら面白いかな〜なんて思うのでありました。 同窓会みたいにね。
お勧め度;☆☆☆☆☆ 40代男性の琴線に触れるような項目も多いエッセイです。
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