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創元社のミステリ・フロンティアの新刊。
俺、晴也は貧乏な学生だ。女子大生から、自分をつけまわす不審者を捕まえて欲しいという頼みを聞くことになった。もちろんアルバイトだ。
俺は学生仲間を誘い、そのバイトに乗ることにした。
彼女のマンションをのぞく男を尋問したら、実は彼女ではなくその隣の部屋の女性の兄だった。 その男性からも依頼を受けることになる。
そして、にわか探偵がどんどん多くの依頼を受けて、事件に巻き込まれていく。 果たして多くの事件は片付くのだろうか?
推理小説では、いや小説では、「そんなこと起きるわけないだろ」という部分と「あるかもしれない」という部分が拮抗していることが多いと思う。
ところがこの小説の場合、あまりに短期間に多くのことが起こりすぎてしまい、どうしてもリアリティが薄く感じられてしまう。
それがちょっと残念だ。 ひとつの事件に巻き込まれるだけでも胃の痛い思いをするのが普通だろうが、彼はそれを複数抱えて基本的には平然としている。
そんなスーパーマンにはなかなか感情移入が難しいのが難点だ。
結末は、なるほど、というかなんとなくそんなプラスがありそうだ、という伏線をちゃんと生かしたものになっている。
お勧め度:☆☆☆1/2 事件が多く起きすぎて少し消化不良っぽく感じました。
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