2007年06月09日

大村 あつし 無限ループ (6/2007) ☆☆☆☆☆

無限ループ無限ループ
大村 あつし

幻冬舎 2007-06
売り上げランキング : 115409

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


アマゾン:無限ループ
楽天: 無限ループ

先日「エブリ・リトル・シング」をご紹介した大村あつしさんの長編小説。
プログラマーの誠二は、ストレスを発散しきれずに雨の新宿歌舞伎町にいた。
そこで雨宿りをして、謎の女子高生に出会った。
そして彼は、彼女から「シルバーボックス」を手に入れた。

この「シルバーボックス」というのは自分の相手に対しての怒りを数字で表し、その数字にしたがって相手の…

シルバーボックスはまさに魔法の箱だ。
だが、それで誠二は幸せになれるだろうか?

人間の幸せにはいろいろな段階があるだろう。
それこそマズローの段階欲求の話もそうだ。

誠二は、シルバーボックスを手に入れてから人生をまったく変えてしまった。
公憤ではなく私憤がエネルギーになる。
それは結局自分への負のパワーをぶつけることにもなる。
また、シルバーボックスが自分の意図せざる結果を生んでしまうことすらある。

結局、手に入れてみて自分が欲しいものはそれではなかった、とはじめて判ることは多いのだろう。

そして、怒り、恨みという負のエネルギーの相克が起こるときの無限ループはどうなってしまうのか…

次はどうなる?という感じで、一気に読むことができる。
物足りなさや説教めいた部分もないとは言わないが、それを上回るエネルギーをこの本からは感じることができる。

なお、表紙のデザインもとても面白いです。見ていると自然に回る?

お勧め度:☆☆☆☆☆ 
無理に理由をつけなくてもいい。面白いから読んでみましょう。
ラベル:大村 あつし
posted by 濫読ひで at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。