2007年06月02日

唐沢 俊一 岡田 斗司夫 オタク論! (5/2007) ☆☆☆☆

オタク論!
オタク論!唐沢 俊一 岡田 斗司夫

創出版 2007-04-23
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唐沢 俊一、岡田 斗司夫両氏の対談集。
唐沢氏は「トリビアの泉」のスーパーバイザーや「と学会」などの活動をしている多才な人だ。


岡田氏は言わずと知れた「オタキング」。
この二人は、眠田直氏とともに「オタクアミーゴス」という活動をやっていたこともある。

前書きで岡田氏は「まだ若い君たちも、カッコいい我々を見習って、ぜひ「大人のオタク」になりなさい」と書いている。


さてオタクに関して書いてある本を見ても、いまいちピンと来ないことがある。それは何かというと、「オタク」の定義だ。
これこそ人によって違うし、時期によっても違うのではないか。(この中にもオタクの定義についての対談がある。)

それこそ今の時代は、価値観も多様化が進んでおり、また「オタク」であること、たとえば大人になってのアニメ好き、などがそれほどネガティブではなくなりつつある。
そして、「日陰者」としての共通の価値観が今や存在しないだろう。 岡田氏はその辺を含めて、「オタクは死んだ」という言葉を使っている(「オタク・イズ・デッド」という本も出している)。

さて、この本は対談であるが、そのときの時事ネタが載っていたりする。いずれにしても、岡田氏、唐沢氏とも知識経験が豊富なうえに自分の意見をしっかり持っているので、対談に深みが出る。

一部のブログにこの本の批判が出ていたが、実際のところは誤植とかこまかい事実関係の誤り(あるいは誤りでないか、という推測)とかの批判が多く、大本の論への批判およびそれに対するカウンター・アーギュメントが出ていなかった。

それに対し岡田氏は反論しようかどうか考え、結局やめたがその文面が2chに流出するというエピソードもあった。

この本は対談であり、全体の理論を構築するようなものではない。
話題もいろいろ、とくにまとまったものではない。だが、トピックそれぞれに面白い考察がなされ、読んでいて楽しいものに仕上がっている。

批判は当然にいろいろあるだろう。ただ、これを見て思えるのは、岡田氏、唐沢氏はどちらも楽しみながら仕事をしているということだ。

対談は仕事だが、楽しいものでもある。この二人は、たとえお金をもらわずとも、似たような話を二人でしているに違いない。

彼らをロールモデルにするかどうかは個人の自由だ。だが、年齢を経たオタクのあり方の一例を示していることは確かなのだろう。

お勧め度:☆☆☆☆ 読んでいて楽しめます。
posted by 濫読ひで at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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