怪獣の夏はるかな星へ |
私は作者1年違い、ほぼ同年代だ。
小学校に入る前にウルトラマン、ウルトラセブンが放送された。そして何度も再放送されたので、小学校以上でも見て、脳裏に焼き付いている。
昔はすべて良かった、とは言わない。だがあの時代の良さも確かにあった。その時代へのオマージュとしてこの作品がある。
「怪獣」「公害」「正義の味方」あたりが本作品のキーワードだ。
以下楽天ブックスより
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
1970年夏、地球の危機を救うのは子供たちだ!?人気作家、初の怪獣小説!
【目次】(「BOOK」データベースより)
下水口の絵/怪しい隣人/キカイ爺さん/光る空、唸る地/不思議なもの/怪獣が動き出す/動く怪獣の絵と泡/機械人間に襲われる町/機械人間と機械の化け物/光りの巨人/あやつるもの/あやつるものを、あやつるもの/この星のどこかに/美しい星/怪獣が出てくる/僕らの決心/僕たちは、光りの子供/消える命、消えない魂/遠くへ消えた光り/明日への光り
(引用終わり)
怪獣のありかたも、登場人物の名前も、なんとなくウルトラマンやその怪獣などを彷彿とさせるものが多い。
(公害はむしろスペクトルマンかもしれないが。)
最初はガヴァドンのノベライズかと思ったくらいだ。
だがこの小説を「怪獣小説」というのにはどうも違和感がある。もちろん怪獣も正義の味方も出てくるが、「正義を愛する心」はあっても怪獣とプロレスをするのがメーンではないのだ。
なんにしても、話はなんとなくの予定調和であり、いろいろな登場人物の「正体」もほぼ予想どおり。ジュブナイルと言ってもいいのかもしれないが、大人が読むべきものなのかもしれない。
おすすめ度:☆☆☆☆1/2 ウルトラマン世代の人たちに。
そういえば朱川湊人さんも同世代だった。
ラベル:小路幸也
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