その手をにぎりたい |
内容紹介(楽天ブックスより)
「ランチのアッコちゃん」作者最新作!
80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店「すし静」では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べる。
青子は、その味に次第にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。一ノ瀬との恋は成就するのか?
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
恋と仕事とお鮨に生きるバブル期OL大河小説!
バブルの時代、というのはすごかった。
誰もが今日よりもよい明日を夢想し、そして信じていた。
金は使ってもまたどこかから湧いてくるし、一介のOLでも、自分へのご褒美として高いものを自分で買うのも当たり前の時代だった。
そんな時代のOLが一人で銀座の鮨屋に入り、味、そして握る若者にハマってしまった。
独身OLとて、毎週そんな鮨屋に行けるわけではない。だが彼女はなんとかそこへ通い続ける。
ほのかな恋心は消えるが、その一方で彼女も男性たちと身体を重ねる。
そして時は過ぎ、彼女のビジネスもバブルを過ぎる。
だが彼女は走り続けた。その鮨屋、そして彼の握る寿司を求めて。求めたのは寿司だけではなかったのかも…。
おすすめ度:☆☆☆☆ バブルではあった。一夜の夢。だがその時代は確かに存在しました。
ラベル:柚木麻子
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