冥の水底 |
商品説明
医者である市原玲人は、友人の平松光恵に、首から上だけが狼のいわゆる「狼男」の死体写真を見せられる。彼女はその写真と大切な取材手帳を市原に託し、忽然と姿を消した。時は20年遡る。阿巳雄山の奥に、特殊能力を持つ「マガチ」とよばれる人々が暮らしていた。マガチの青年シズクは、初恋の少女を忘れられず、彼女を追って東京で暮らし始めるが……。一途な純粋さが胸を抉る、一気読み必至の、純愛ホラー巨編。
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純愛ホラーというとちょっと違和感があるが、まあいいだろう。
玲人は、離婚して普段は手元にいない小学生の息子とともに、「マガチ」について調べ始める。するとすぐに妨害が入ってくる。
マガチの秘密とは何なのか。
物語では同時進行で若者の「出さない手紙」が挿入される。マガチの苦悩が描かれる。
ホラーといえばホラーだが、これはどちらかというとちょっと変わった推理小説、あるいはエンタメ小説といってもいいのではないだろうか。
本は分厚いが、一気に読みたくなる。それは作者の力量だろう。
結末はそれなりに予定調和でありつつも意外な感じ。この余韻もいい。
お勧め度:☆☆☆☆ 狼男の死体の写真なんて見たくないですよね?
ラベル:朱川湊人
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