2015年01月29日

大沢在昌 雨の狩人 (1/2015) ☆☆☆☆ 1/2




商品説明
刑事を殺そうとした極道と、極道を殺そうとした刑事。
罪が深いのは、そして生き残るのは、どちらだーー。
『新宿鮫』と双璧を成す警察小説シリーズの、最高傑作!

地下格闘技が行われていた新宿のキャバクラで、不動産会社社長の高部が銃殺された。
捜査一課の谷神とコンビを組んで捜査に当たった新宿署のアウトロー刑事・佐江は、高部殺しが、日本最大の広域暴力団・高河連合最高幹部の延井が仕掛けた一世一代の大勝負「Kプロジェクト」に繋がっていることに気付く。
延井は、連合の存続をかけた「Kプロジェクト」の完遂のため、延井に忠誠を誓う凄腕の殺し屋「佐藤」を使って、障害となる者を秘密裏に消していたのだ。
一方の谷神も誰にも言えない秘密を抱え、タイからやってきたプラムという少女とともに、延井に標的にされた佐江をサポートしようとする。
プラムに愛情にも近い感情を抱いた佐江と、佐藤が自分の父親であることに気付いてしまったプラム。
過去に谷神が犯した事件を端緒に、佐江、谷神、延井は、それぞれの思惑と矜持をかけた全面戦争へと突入する……。
血が血を呼び、謎が謎を呼ぶ、『新宿鮫』を遥かに凌駕する警察小説シリーズの、紛れもない最高傑作!

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
新宿のキャバクラで、不動産会社の社長が射殺された。捜査に当たった新宿署の刑事・佐江と警視庁捜査一課の谷神は、その事件の裏に日本最大の暴力団である高河連合の影があることを突き止める。高河連合最高幹部の延井は、全国の暴力団の存亡をも左右する一世一代の大勝負「Kプロジェクト」を立ちあげ、完全無欠の殺し屋を使い、邪魔者を排除しようとしていた。佐江、谷神と高河連合が、互いの矜持と命をかけた“戦争”を始めようとする中、プラムと名乗る一人の少女が現れる。進むことも退くこともできない暗闇の中にいた佐江は、絶望をたたえたプラムの瞳に、一縷の光を見出すが…

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かなり詳細な内容情報が書かれている。編集者も気合を入れたのだろう。

主人公の刑事、佐江は新宿署のマル暴担当として長い間勤務している。転勤が多いはずの警察で、余人をもって代えがたい存在になっているのだ。地元の暴力団のメンバーのそれぞれの経歴を頭にたたきこみ、相手の立場に立ってものを考えるが、癒着は絶対にしない。

そんなやり手の一匹狼が、元公安の本庁エリートと手を組んだ。二人は、小さな土地の地上げの裏にある何かを探り、いつしかその全貌を見つけ出す。
しかし、それは身の危険と裏腹のものだった…。

面白い。エンターテインメントそのものだ。

もしマイナス部分があるとしたら、一部分にリアリティに欠けるところがある、ということだろうか。
ありえない設定で出会う二人。そこはちょっと強引だ。
そこの部分がたとえなくても十分に面白い小説にしあがっていただろう。だがそうするとあまりに殺伐としすぎて救いがない。その意味では彩りとしてそのエピソードがあってもよかったのかもしれない。

新宿鮫のようにシリーズ化すると面白い。ただし設定は変えざるを得ないが。

お勧め度;☆☆☆☆1/2 暴力団の暗躍の裏に利権あり。


ラベル:大沢在昌
posted by 濫読ひで at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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