2014年11月24日

楡周平 ミッション建国 (11/2014) ☆☆☆☆☆



名手、楡周平が描き出す、ビジネスと政治の現実的な小説だ。

日本の未来を作る。それは政治家の仕事でもあり、経済人の仕事でもある。
この本は、志を持った政治家、そして経済人のストーリーだ。




【内容情報】(「BOOK」データベースより)
政界の大御所から、将来の国のあり方を考えて欲しいといわれた甲斐孝輔。改憲も必要だが、国民がいなくなったのでは国がもたない。早急に打開策を見出さなければならないのは少子化なのだ…。もう時間がない!無関心でいいのか!!若い官僚や政治家と組んで勉強会を立ち上げた甲斐孝輔は、オリンピック選手村の子育て住宅への転用、大規模オンライン講座MOOCの活用、第二新卒構想…と政策を練り上げるが、党の重鎮からは「若造が何を」と横やりが。急がば回れ、甲斐孝輔は東京都知事に圧力をかける…。




リアリティと同時進行するものもあり、頓挫したものもある。
フィクションだからもちろん仕方ないことだし、それで構わない。

楡周平は元ビジネスマンだったこともあり、ビジネスの描写は精緻だし、社会問題の把握も正確、そして政治家の視点もよく理解している。

これは単なる小説ではなく、未来への警鐘、そして人々を啓蒙し、鼓舞するものとして読みたい。
すべてが現実化するわけではないし、実行には問題が山ほどあるだろう。
だが、それらを無視するのではなく、問題を問題として認識し、現実的に実行可能な政策、あるいは会社の施策へと落としこむ。それを心ある政治家や経営者が推進していけば、日本はもっとよくなるのではないか、と思う。

お薦め度;☆☆☆☆☆ ミッション建国。 建国の父母となるリーダー、来たれ!




ラベル:楡周平
posted by 濫読ひで at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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