2014年11月02日

仙川環 封鎖 (10/2014) ☆☆☆☆



今の世の中ではエボラ出血熱のニュースがかまびすしい。 本書で話題になるのは別の感染症。すなわち、鳥インフルエンザだ。正確には、新型ということになる。

山奥の村で、原因不明の死者が出た。状況が村の医師ではわからず、応援を頼む。
感染症の専門家がやってきた。 
そして判明したことは、かなり重大な感染症であるということだった。

村は封鎖されてしまった。そして、住民はその詳細を知らされない。一方、マスコミにもその話は伝えられない。単純に、山奥の小さな集落が音信不通になっただけだ。
人々は脱出を、救出を試みていく。一方感染者は続々増加して…。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
一夜のうちに症状が悪化し、死に至る。関西の山奥の集落で、強毒性の新型インフルエンザと覚しき感染症が発生した。医療チームが派遣されるが感染経路は掴めず治療も間に合わない。感染拡大を恐れ、集落から出る唯一の道は警察の手で封鎖された。娘を、この集落から逃がさなくては。杏子は、封鎖を突破しようと試みるが…。医療サスペンスの俊英が、明日起こる恐怖をリアルに描く!
この作者の本は、やはり医学関係のほうが面白い。
知識に裏打ちされているからだろう。

新型インフルの恐怖があますことなく描かれる。一方、一部の登場人物の行動には意外性がある、というか少々荒唐無稽とも言えるのが惜しまれる。また、情報の封鎖についてもずいぶん強引だ。

まあ、全般的には面白い話になっているので、よしとしよう。

お薦め度:☆☆☆☆ 全体を助けるために一部を見捨ててよいのか。常に議論になります。


ラベル:仙川環
posted by 濫読ひで at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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