2014年10月04日

柚木麻子 伊藤くん A to E (10/2014) ☆☆☆☆



形式としては三浦しをんの「私が語り始めた彼は」に近い。
伊藤くん、という人間について回りの人間が語るもの、あるいは周りの人間の視点から描写されるものだ。

三浦しをんとの違いは、この伊藤くんというのがクズだ、ということだ。
とにかく虫唾が走るくらいひどいダメ人間だ。
他人に依存するし、偉そうなことを言うが何も行動しない。女性に頼られると逃げる。むしろ女性に支えてほしいということ。
女性というより、外部に、ということになる。
硬い甲羅のなかで、誰かに引き上げてもらえるのをじっと待っているだけ。

こういうクズはひさびさだ。
こんなクズをモテるように描写する柚木麻子は意地悪だ。

まあ、直木賞あきらめたってよ、と某トヨザキ社長に帯に書かれたけどノミネートされたし、いいんじゃないだろうか(笑)。

お薦め度:☆☆☆☆ この伊藤くんのクズっぷりをちゃんと見て怒ってください。





ラベル:柚木麻子
posted by 濫読ひで at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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