2014年09月21日

水沢秋生 カシュトゥンガ (10/2014) ☆☆☆☆




商品の詳細説明

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
掃除当番で放課後の旧校舎に集められた「底辺」の生徒たち。「強者」によって支配される校内には、彼らの居場所はなかった。いつも誰かに怯えている彼らだったが、一人の少女の出現によって変わっていく。少女の教えてくれた“おまじない”をすれば、「なりたい自分になれる」と信じて。しかし、それは復讐劇のはじまりだった。やがて“おまじない”は全校生徒を侵食し、学校は静かに壊れていく…。


という風に内容情報にはある。
実際のところは、その出現した少女、華那がすべての糸を引いているわけではない。むしろ彼女はきっかけでしかないのだ。
結局のところはいじめられている、蔑まれている少年少女達の鬱屈を開放するためのきっかけを与えただけにすぎない。彼らは勝手に暴走していくのだ。

その一方、良心の塊のような主人公、咲希は、何が起こっているのかをまったく理解できない。そしてそれは彼女の育ちのよさによるものでもある。


いったい華那は何者なのか。それについては結局最後まで解き明かされることはない。
そして問題も解決されたわけではない。

華那が去っても、また問題は起きるかもしれない。そしてその徴候は示唆されている。
華那は問題をおこす方ではなく、鎮めるほうの側なのだから。

お薦め度;☆☆☆☆ おまじない、も大きな力を持ちえます。



ラベル:水沢秋生
posted by 濫読ひで at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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