2014年05月24日

宮木あや子 校閲ガール (5/2014) ☆☆☆☆1/2



校閲という単語を知っているだろうか?
本の編集の1プロセスだ。

たとえば、漢字とかなとか常態敬体の表現の統一や、記載された事項の内容確認などを行い、本の内容が適切であることを確保するようなことだ。

主人公が電車で移動するシーンがあれば、その時間で本当にいけるかどうか時刻表をチェックするのも仕事の一つになるし、戦国武将の記載があればその時代に本当に合った表現になっているかを確認する。ルビの初出がどこかを確認したり

主人公の河野悦子は、雑誌の編集にあこがれて景凡社に入社した。ところが配属されたのは校閲部だった。
興味のない校閲をやらされて彼女は腐っているが、それでも仕事は何とかこなしている。
こうのえつこ、という名前が校閲に向いていると思われ採用されたらしい。

そんなとき、ある作家との飲み会に無理やり連れて来られて初めてその作家に会った。
その後またデパートでその作家に再開したが、妻と一緒だった。そして悦子は妻と喧嘩した…。


途中に「有森樹李」が出てくるので、これは柚木麻子の作品かと一瞬勘違いする。

とりあえず面白いのでこれはこれでよし。

巻末に「本書も校閲をかけております。しかし、思わぬ間違いや見落としがないとは言い切れません。あえて採用している表現もありますが、お気づきの点がございましたら、ぜひ挟み込みのハガキなどでお知らせいただけましたらさいわいです。(編集部)」

とあった。
挑戦しようかと思ったがそこまで根性がなかった(笑)。

お薦め度:☆☆☆☆1/2 もし文章がヘタクソでも書かれていることが事実とは異なっていても、その内容が利益を産みさえすれば許されるとするならば、校閲なんて必要ないし、そもそも校閲という概念すら存在しなかっただろう。  (211ページ)











posted by 濫読ひで at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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