2014年03月02日

大崎梢 ようこそ授賞式の夕べに (2/2014) ☆☆☆☆



書店員探偵の多絵ちゃんと、出版社営業の井辻くん(ひつじくん)がダブルで活躍する作品。
書店大賞(要するに本屋大賞のことだろうが)の受賞式を控え、変なFaxが届いた。
『だれが「本」を殺すのか』犯人は君たちの中にいる 飛梅書店』というものだ。

飛梅書店というのは、八年前にすでになくなった書店のことだ。しかも書店の番線印(書店で使われていた書店名などの入った印鑑)が押されている。

果たして犯人の意図は何なのか。FAXはそのうちエスカレートしていく。そして飛梅書店の謎は深まっていく。謎に対して多絵ちゃんは推理し、ひつじくんは情報を集めて走り回る。一方で書店大賞の授賞式の前に、根も葉もない噂が流れてきた。 果たして犯人は何を考えているのか?そして書店大賞は無事に授賞式を終えることができるのだろうか?




面白いのだが、著者の気合が入りすぎたせいか、ストーリーがあまりに荒唐無稽になってしまったのが惜しまれる。
多絵の推理はあいかわらず冴えている。だがその推理もちょっと強引な、というか答えありきでそのサポートを探してきた、という感じもある。
一方ひつじくんはあいかわらずあちこちぶつかりまくりだ。それでもいい情報にはしっかり巡りあいすぎている。

面白ければいい、というのが私の通常のポリシーではあるのだが、かなり強引なのでちょっと説明つけ(あるいはこじつけとも言う)に不満が残ってしまった。

多絵ちゃんの推理はやはり近所での謎を対象にしておくほうがいいのかもしれない。

お薦め度:☆☆☆☆ このままひつじくんと多絵ちゃんが付き合ったら面白いんだけど。


ラベル:大崎梢
posted by 濫読ひで at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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