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なぜか「SF史上最悪のパラドックス」と書かれている。
いったい何が…
作品としてはタイムパラドックスを扱っている。
とくに、筒井康隆の「時をかける少女」は読んでおいたほうがいいだろう。
そこで描かれたラベンダー、同時存在の矛盾などいろいろなことに言及されている。もちろんオマージュだ。
タイムパラドックス。未来の人間が過去に干渉することはできない。干渉してしまうと、未来が変わり、自分も存在しなくなるかもしれないから。
美雪は、10年前の自分が来るのを待っていた。
10年前、自分は10年後にタイムリープして、ここからあるものを持ち帰った。そしてそれを使ってある事件の集結に導いたのだ。
ところが、自分は来なかった。それはいったい…
そして物語は10年まえに遡る。美雪は、西暦2311年から来たという園田保彦に会った。
未来の話をこっそり聞く。彼はある本を探しにやってきたと言う…
確かにパラドックスだ。
そして語り手の視点も変わるし、理解は結構困難かもしれない。
いちろう論理はなりたつし、推理小説的な解決編もある。
だが…パラドックスはパラドックスだ。
それが解決されないのがこの話でもある。
パラレルワールドなのかなんなのか。
解決しようとして悪化させたのがこの結末なのか。
とにかくややこしいし、混乱する。
だがそれが作者の狙いでもあるのだ。
お勧め度:☆☆☆☆ もう考えるのやめましょう。これでいいのだ(ホントかな?)
ラベル:法条遥



