2013年11月17日

川村元気 世界から猫が消えたなら (11/2013) ☆☆☆☆



遅ればせながら読んだ。
さすがに評判のいい作品だけのことはある。
読みやすいし、その割に深いものもある。
そして読後感も爽やかだ。
題材は人の死を、正確に言えば人が死ぬまでのほんの数日を扱っているというのに。


事前の情報がなかったので、きっとこの本は猫好きの人間が猫をテーマにした作品なのだろうと思っていた。
ここまで予想と異なるとは…。

主人公の僕は、頭痛で病院に行ったらいきなり余命がほとんどないと告げられた。
ショックを受けた僕のところに、僕とそっくりな男が現れる。
その男は自分を悪魔と名乗った。

そして悪魔が取引をもちかける。
だがそれは魂を受け取る、というようなものではなかった…
人は死期を知ったら何をするか。
もしそれが最後の一日だったらどうするか。
そして、その一日が何かと引換に延ばせると。

実は重いテーマである。
だがこの物語は救いをもって終わる。

そう。残された人に、去る人は託していくのだ。
自分の思いを。


お勧め度;☆☆☆☆1/2  世界から消えてもいいものはなんですか?



ラベル:川村元気
posted by 濫読ひで at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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