【送料無料】【秋の読書フェア_ポイント2倍】ソウルメイト [ 馳星周 ] |
馳星周の作品だからハードボイルドだと思っていたら、全く違った。
これは人間のソウルメイト(魂の伴侶)である犬と人間の関わりについて書かれた短篇集だ。
彼には「走ろうぜ、マージ」という作品がある。
http://hidebook.seesaa.net/article/23719217.html
彼は以前、愛犬のバーニーズマウンテンドッグを失った。
病に倒れた犬を看病するために、彼は軽井沢に引っ越したのだ。
そしてマージを看取った。
そんな感じで、犬との関わりを描いた短篇集。
犬がチワワだったり柴犬だったり。
そして最後の作品。バーニーズ・マウンテン・ドッグ。
名前はカータ。
もちろんこれはマージへのオマージュだろう。
彼はマージと自分にあった(であろう)ことを小説にしていく。
カータと雪の中でころげまわって遊ぶ。
カータがプライドをもって散歩することも描く。
そしてカータが動けなくなることも。
電車の中で読んで、泣いてしまった。
犬好きでなければわからないかもしれないが。
しかし馳星周は作品で何百人も平気で殺しているのに、犬一匹死んだだけでなんでいままで引っ張るんだ!
…だがその気持ちがよくわかってしまう自分もいる。
そしてこの作品は、マージの死を乗り越えた彼だからこそ書けるものだった。
カータ。安らかに。
お勧め度:犬好きは電車で読んではいけません。
ラベル:馳星周



