2013年04月21日

楡修平 修羅の宴 (4/2013) ☆☆☆☆

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修羅の宴
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昭和の時代。高卒で大手都銀の役員になった男が、役員の任を解かれ、赤字の繊維商社の社長になった。だがそれはチャンスでもあった。銀行では高卒でそれ以上に上がることはありえない。しかしここでは一国一城の主なのだ。
銀行の影響力をできるだけ排除し、この繊維商社の規模を拡大して自分の城を大きく、日本一にしたい…男、滝本の野望は動き出した。

数字を徹底的に管理し、2年で黒字化を果たした後、彼は会社の大改革に乗り出す。
ノンバンクの事業をスタートするのだ。

銀行から高卒の叩き上げをもらって自分の忠実な部下とするとともに、銀行が貸し出せないような案件に貸婚で収益を上げ、また金利のみならず経営指導料までとっていく。

そして不動産にのめりこみ、怪しげな男を役員に入れていく。
動きはもう止まらない。だが、不動産融資の総量規制が始まり、昭和のバブルははじけようとしていた…。


この小説はフィクションだが、イトマン事件を題材としている。
イトマン、コスモエイティ、ペブルビーチ、磯田小松ライン…当時によく聞かれた単語でもある。

この話しでは滝本だけが罰せられて終わるが、その後の銀行の不良債権との戦いで、銀行のメンバーも同じように傷ついていくことが暗示されている。

当時の金融界を知っていても知らなくても楽しめるビジネス小説となっている。

お勧め度:☆☆☆☆ バブルの時代はこうやって皆踊っていたのです。


ラベル:楡修平
posted by 濫読ひで at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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