2013年03月09日

原田ひ香 東京ロンダリング (3/2013) ☆☆☆☆

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夜中に訪問者がやってきた。
だがその目的になる人物はもういない。
死んでしまったからだ。
その部屋に住んでいるりさ子の職業は、「そこに住むこと」。
彼女のやることは、いわくつきの部屋に一旦住むことによって、賃貸契約があることの歴史をつくり、その次の入居者に対して人が死んだなどの告知をしないようにすること。

ロンダリング、と読んだりしている。
りさ子は離婚してその職業についた。
住むところが常にあるわけだ。
そして彼女は下町のアパートの一室に住み始めた。
するとそこの大家からの依頼で、近所の店でパートをやることになってしまった。
だがそこの人間関係で…

珍しい職業のことを扱うわりに、ストーリーは淡々としている。
それが作者の持ち味だろう。
この題材ならいくらでもハードボイルドになる。だがあえて作者はそうはしていない。

人が死んだりすることも、大きな犯罪が起きることも(あまり)ない。
だが人間関係の方向についてはとても興味がわく。果たしてこの関係はどうなるのだろうか、と。
☆☆☆ 
職業そのものも面白い。いまは、本文にもあるが、ネットで過去を暴いたりする例もあり、今後どこまでこれが可能なのかわからない部分もある。

だが、基本的には面白いからよしとしよう

お勧め度;☆☆☆☆ こういう職業もいいですねえ。
posted by 濫読ひで at 22:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白いテーマでした。人間関係が希薄のようでいて、実はつながっていたり、淡々としているからこそ読めたテーマかもしれません。

最初は望んだものではないにしろ、りさ子のまわりに人間関係が新しく築かれそうになったのはちょっとほっとしました。あのままでは、まったく救いがないように思えたので…。
Posted by 日月 at 2013年03月24日 02:22
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