2007年02月14日

池井戸 潤  空飛ぶタイヤ (2/2007) ☆☆☆☆☆

空飛ぶタイヤ空飛ぶタイヤ
池井戸 潤

実業之日本社 2006-09-15
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直木賞候補作品。(今回は受賞者なし)

ホープ自動車のトラックのタイヤがはずれ、罪も無い母親が死んだ。運送会社の社長、赤松は自分の会社の整備のせいだとは思えず、いろいろ調べ始める。

するとホープ自動車の状況がだんだんわかってくる。ホープは部品の調査としてハブを回収したが、それの返却を拒む。これはホープに何かあるのだ。

一方、被害者からは訴訟を受け、銀行からは資金を引き上げられることになり、赤松は窮地にたたされる。

一方ホープ自動車の内部では、これら一連の事故を隠そうとする動きがある一方、それを正そうとする動きもある。

果たして、赤松は自分を救うことができるか?


正統派ビジネス小説だ。そしてよく取材もされているし、筆致も真に迫っている。
エンターテインメント性もしっかりある読み応えのある作品だ。

難をいえば、こういう地方警察がどこまでこういう捜査を行うか、という点がちょっとひっかかる。実際に県を越えた捜査、しかも検察ではなく警察が捜査するような活躍までするだろうか。

だが、ストーリーとして別におかしなところはない。
そして、読む人間をはらはらどきどきさせ、赤松に共感させる。

それで十分だ。 

お勧め度:☆☆☆☆☆ 素晴らしいビジネス小説です。直木賞でもよかったくらい。ぜひお勧め。


タグ:池井戸 潤
posted by 濫読ひで at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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