2012年12月08日

柚木 麻子 私にふさわしいホテル (12/2012) ☆☆☆☆1/2 面白い!

私にふさわしいホテル
私にふさわしいホテル柚木 麻子

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とにかく面白い!まずはこれから。

ユズキ、直木賞あきらめたんだってよ!

と、トヨザキ社長の帯もかかっている。

私にふさわしいホテル。 まずは山の上ホテルの話だ。作家が缶詰になることで有名なこのホテル。ここに私はやってきた。私は駆け出しの新人作家。新人賞を取ったが、その後仕事が来ない。自腹で「小説家ごっこ」と編集者の先輩が言う。いや、小説家なんだが、掲載してもらえないだけだ。 その先輩は、自分の原稿を持っていて雑誌に載せてくれるという。ただし、原稿に穴があいたらだ。
私は知った。同じホテルに、有名な小説家、東十条宗典が缶詰になっていること。そして、彼が原稿を落とせば、私の原稿が載るということを。

私は行動を開始した…



そして第二話は帝国ホテル。
原稿は掲載されたものの、私はやはり売れない。
そして帝国ホテルのパーティ。私は東十条と会ってしまった。
東十条は怒っている。私は東十条と対決した…

第一話を読んだときには単なるホテルを題材にしたオムニバスかと思ったが、違った。
これは彼女の成長物語だ。

彼女はどんどん一流作家になっていく。そのためにいろいろなものを得て、そしていろいろなものを失って。
中島加代子、相田大樹。白鳥氷。有森樹李。いくつもの名を持ち、いくつもの顔を持って。

楽しく、わくわくし、共感しながら読める。
直木賞にならなくても、本屋大賞は狙えるだろう。

作家志望者、楽しい本希望の人は必読。決して損はさせない。そんな気になる。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 スポットライトの前に飛び出せ!


ラベル:柚木 麻子
posted by 濫読ひで at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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