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鷹西仁と大江波流。二人は学生時代の友人だった。ひとりは新聞記者に。そしてもうひとりは官僚に。だがどちらもそれでは終わらない。
鷹西は新聞記者から作家になる。そして大江は政治家になる。二人はそれを目標にしていた。
二人の人生が、並行して語られていく。
そして大江は、父の逝去にともなう出馬要請を断った。それには理由があったから。
そして、その原因を取り除くため、彼はある行動に出る。
一方、鷹西は新聞記者時代、ある事件に出くわしたが、未解決のままで彼は転属になった。
そしていつか夢をかなえ、作家になってから、彼はその事件を思い出した。
二人の過去と現在、そして未来が交錯する。
政治家として。作家として。
あるいは夢をかなえた友人同士として。
そして、折り合いをつけたい人間として。
鷹西はどこまで大江に迫ることができるか?
というストーリーなのだが、読み進めていくうちに不安になる。
あとこれだけしかないのに、クライマックスに到達しない。
残りこれだけでここまで広げた風呂敷をたたみきれるのか?
結局、尻切れトンボに終わってしまった。
たとえば「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」
http://hidebook.seesaa.net/article/104040144.html
ならば続編の「血戦」 http://hidebook.seesaa.net/article/155380557.html
に綺麗に続きつつも、ちゃんと前半でもストーリーが完結している。
だがこの作品は終わっておらず、しかもその切り方がいかにも中途半端だ。
二人の絆がほどけたのか、つながっているのかすら判然としない。
これで終わりにしてもらっては困る。
是非とも続編を書いて、しっかりした決着を付けて欲しい。
お勧め度;☆☆☆1/2 続編が出るかどうか知らないのでこの評価です。
ラベル:堂場瞬一
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