2006年12月19日

唯川 恵  今夜は心だけ抱いて (12/2006)☆☆☆☆

今夜は心だけ抱いて今夜は心だけ抱いて
唯川 恵

朝日新聞社 2006-03
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先日の五十嵐 貴久 「パパとムスメの7日間」http://hidebook.seesaa.net/article/27904483.html
に続いて、入れ替わりものだ。


今回は、母と娘の入れ替わりだ。

ただ、コメディではなくて、シリアスなものだ。むしろ、東野圭吾の「秘密」に近いと思う。

柊子は離婚した翻訳家。 元夫からの頼みで、元夫が養っていた高校三年の娘の美羽と一緒に暮らすことになった。
そして、エレベータ事故にあい、二人の人格が入れ違ってしまう。

柊子からすれば、いまどきの高校生の生活はわからないことだらけだ。一方、美羽にしても、もともと好きでない、交流のなかった実母のことなどわからない。

そして、相手の生活を出来るだけ送ろうとし、その中でいままでの自分には見えなかった、男性の本音が見えてきたりする。

二人を、それぞれの過去につないでいるのは、携帯電話だ。
体が入れ替わっても、携帯電話はもとの持ち主が持っている。
それが、自分たちの過去への唯一の手がかりだったから。

だが、いつか二人はこの環境に慣れ、あきらめの感情もわいてくる。
そして、お互いの生活を生きていくことを決意する。

また、二人は事故に遭う…

結末は意外かもしれない。だが、どんな形にしても、二人は自分以外の人生がどういうものであるのかを身をもって知ったことになる。

お勧め度: ☆☆☆☆ 意外なほどシリアスです。ただ、周囲がまったく気づかないのはちょっと不自然かも、です。
ラベル:唯川 恵
posted by 濫読ひで at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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