2006年12月19日

竹本 健治 フォア・フォーズの素数 (12/2006) ☆☆☆1/2

フォア・フォーズの素数フォア・フォーズの素数
竹本 健治

角川書店 2005-10-25
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主としてSFの短編およびショートショート集。
大部分の作品が、一人称スタイルで書かれている。
作者が得意なスタイルなのかもしれない。
舞台も宇宙、未来のようなSFものから、普通の学生の普通の生活まで、いろいろだ。

個人的には「白の果ての扉」がおもしろかった。
僕たち貧乏学生が、竜田の家に集まり、カレーを作る。
そのうちカレー作りが本格的になり、究極の辛さを追求していくようになる。
その先に見えるのは何色だろうか?

あとは表題作「フォア・フォーズの素数」
4つの4を使って数字をつくったことはあるだろうか?
たとえば1なら (4/4)X(4/4)のように。
この作品は、4つの4で表すことのできない、最低の数は何か?というのを追求するボクとカイの話だ。 10はできないように見えるが、(44-4)/4 で10になる。
この形や累乗、階乗、対数、ルートやシグマを使うことを許す場合は何が最小になるだろうか?

「空白のかたち」これは、手紙だ。ある人間から、ある人間に対して、感情を込めて書き表した手紙だ。
途中で、誰が書いているのかは自然にわかる。そして、この手紙の意味もわかることになる。


他にも「チェス殺人事件」とかのおもしろい作品が入っている。

ただ、SFや数学を嫌いな人間にはあまり向かないだろう。

推理小説系とSFを分けることもできたかもしれない。だがそうすると、作品の数が足りないらしい。

好みが別れそうだ。

お勧め度:☆☆☆1/2 SF好きな人には全部楽しめるでしょう。
ラベル:竹本 健治
posted by 濫読ひで at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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