2012年09月23日

井上荒野 もう二度と食べたくないあまいもの (9.2012) ☆☆☆☆


もう二度と食べたくないあまいもの
もう二度と食べたくないあまいもの井上荒野

祥伝社 2010-04-10
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井上荒野の短篇集。
二十代、三十代くらいの女性の心の動きと行動を淡々と描き出している。
「淡々と」これがキーワードだろう。

浮気する主婦。離婚した女性。
夫が浮気していると信じている女から妙に責められる男、など。

それぞれが問題に出会うのだが、だいたいが淡々としている。
世の中のスタンダードではきっと事件であろうことがあっても、登場人物は淡々としている。
感情の起伏があまり激しくないからなのかもしれない。


なぜこんなに淡々としたストーリーなのだろうか?
作者自身が醒めているからなのだろうか?

登場人物はそれなりに悩んだりもするが、ただそれほどの感情の起伏が表現されない。
これが井上荒野の語りだ、といってしまえばそれまでなのだが、なにか物足りない。

登場人物に自己投影ができないから、かもしれない。

お勧め度:☆☆☆☆ このタイトルの意味するところは何なのでしょうか。恋?なんだか違うような気もします。




ラベル:井上荒野
posted by 濫読ひで at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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